ワンアルファ内用液0.5μg/mL

活性型ビタミンD3製剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 アルファカルシドール
製造/販売 帝人ファーマ
剤形/規格
  • ワンアルファ内用液...

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効能・効果

  • 下記の疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、テタニー、骨痛、骨病変等)の改善

    • 慢性腎不全

    • 副甲状腺機能低下症

    • 未熟児

    • ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症

  • 骨粗鬆症

用法・容量

  • 本剤は、患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに、投与量を調整する。

  • 慢性腎不全、骨粗鬆症の場合

    • 通常、成人1日1回アルファカルシドールとして0.5〜1.0μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。

  • 副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患の場合

    • 通常、成人1日1回アルファカルシドールとして1.0〜4.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。

  • (小児用量)

    • 通常、小児に対しては骨粗鬆症の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.01〜0.03μg/kgを、その他の疾患の場合には1日1回アルファカルシドールとして0.05〜0.1μg/kgを、また未熟児には1日1回0.008〜0.1μg/kgを経口投与する。ただし、疾患、症状により適宜増減する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 過量投与を防ぐため、本剤投与中、血清カルシウム値の定期的測定を行い、血清カルシウム値が正常値を超えないよう投与量を調整すること。

  • 高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬する。休薬により血清カルシウム値が正常域に達したら、減量して投薬を再開する。

適用上の注意

  • 投与時

    投与量は、添付のスポイトを用い、目盛により正確に量るか、滴数(通常、本剤1滴はアルファカルシドール約0.01μgに相当)を正確に量ること。

その他の注意

  • 高リン血症のある患者に投与する場合はリン酸結合剤を併用し、血清リン値を下げること。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
マグネシウムを含有する製剤酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム等 高マグネシウム血症が起きたとの報告がある。 不明。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジギタリス製剤ジゴキシン等 不整脈があらわれるおそれがある。 本剤により高カルシウム血症が発症した場合、ジギタリス製剤の作用が増強される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カルシウム製剤乳酸カルシウム水和物、炭酸カルシウム等 高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ビタミンD及びその誘導体カルシトリオール等 高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 相加作用。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
PTH製剤テリパラチド 高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 相加作用。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 承認時及びその後の使用成績調査における副作用の発現状況は以下のとおりであった。(再審査終了時)

    • 慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症、未熟児におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状の改善

      • 4,967例中285例(5.7%)471件の副作用が認められた。主な副作用はそう痒感112件(2.3%)、食欲不振48件(1.0%)、嘔気47件(0.9%)、下痢28件(0.6%)、ALT(GPT)の上昇27件(0.5%)等であった。

    • 骨粗鬆症

      • 14,808例中192例(1.3%)241件の副作用が認められた。主な副作用はBUNの上昇24件(0.2%)、嘔気23件(0.2%)、食欲不振21件(0.1%)、胃痛19件(0.1%)、AST(GOT)の上昇14件(0.09%)等であった。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 急性腎不全(頻度不明)

    血清カルシウム上昇を伴った急性腎不全があらわれることがあるので、血清カルシウム値及び腎機能を定期的に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

  • 肝機能障害、黄疸(頻度不明)

    AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  • 以下のような副作用が認められた場合には、減量・休薬等適切な処置を行うこと。

0.1〜5%未満 0.1%未満
消化器 食欲不振、悪心・嘔気、下痢、便秘、胃痛 嘔吐、腹部膨満感、胃部不快感、消化不良、口内異和感、口渇等
精神神経系 頭痛・頭重、不眠・いらいら感、脱力・倦怠感、めまい、しびれ感、眠気、記憶力・記銘力の減退、耳鳴り、老人性難聴、背部痛、肩こり、下肢のつっぱり感、胸痛等
循環器 軽度の血圧上昇、動悸
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 LDH、γ-GTPの上昇
腎臓 BUN、クレアチニンの上昇(腎機能の低下) 腎結石
皮膚 そう痒感 発疹、熱感
結膜充血
関節周囲の石灰化(化骨形成)
その他 嗄声、浮腫

薬価

ワンアルファ内用液0.5μg/mL 60.8円/mL

評価サマリー

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