(1)葉酸欠乏症の予防および治療
(2)葉酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
(3)悪性貧血の補助療法
(4)吸収不全症候群(スプルーなど)
(5)下記疾患のうち、葉酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
・栄養性貧血
・妊娠性貧血
・小児貧血
・抗けいれん剤、抗マラリア剤投与に起因する貧血
(6)アルコール中毒および、肝疾患に関連する大赤血球性貧血
(7)再生不良性貧血
(8)顆粒球減少症
(5)の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
葉酸として、通常成人1日5〜20mg、小児1日5〜10mgを、2〜3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
一般に消化管に吸収障害のある場合、あるいは症状が重篤な場合は注射をおこなう方がよい。
8.1 本剤を悪性貧血の患者に投与すると、血液状態は改善するが、神経症状に効果がないので、悪性貧血の患者に投与する場合はビタミンB12製剤と併用すること。
なお、診断の確立していない悪性貧血の患者の場合、血液状態の改善により悪性貧血を隠蔽し、診断及び治療に影響を与えるので注意すること。
14.1 薬剤交付時の注意
<錠>
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
外箱開封後は遮光して保存すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 紅斑、 |
| 消化器 | 食欲不振、悪心等 |
| その他 | 浮腫、体重減少 |
フォリアミン錠 10.1円/錠
フォリアミン散100mg/g 43.2円/g
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/24 参考率: 100%(2人/2人)
麻酔科/60代/処方経験あり