2.1 緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすおそれがある。]
診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺。
通常、1日1回1滴宛点眼、または1滴点眼後5〜10分して更に1滴を点眼する。
8.1 本剤の点眼後、散瞳又は調節麻痺が起こるので、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。また、サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には診断又は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断又は治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
9.7.1 全身の副作用が起こりやすく、痙攣等があらわれることがある。
9.7.2 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
・本剤に含まれているベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、ソフトコンタクトレンズを装用している場合には、点眼前にレンズを外し、点眼後少なくとも5〜10分間の間隔をあけて再装用すること。
・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・本剤を再投与する場合は、10〜30分の間隔をおいて慎重に投与すること。
・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 過敏症状 |
| 眼 | 眼圧上昇、点眼直後の熱感、一過性の結膜充血 |
| 循環器 | 頻脈 |
| 精神神経系 | 一過性の幻覚、運動失調、情動錯乱、痙攣 |
| 消化器 | 口渇 |
| その他 | 顔面潮紅 |
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