輸液用電解質液(維持液−高張)
| 一般名 |
グリセロリン酸カリウム ブドウ糖 塩化カリウム 塩化カルシウム水和物 塩化ナトリウム 塩化マグネシウム 乳酸ナトリウム
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|---|---|
| 製造/販売 | エイワイファーマ / 陽進堂 |
| 剤形/規格 |
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乳酸血症の患者[乳酸血症を増悪するおそれがある。]
高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症のある患者[高カリウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
高カルシウム血症、高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高カルシウム血症を増悪するおそれがある。高マグネシウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
経口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給
通常、成人1回500〜1,000mLを点滴静注する。投与速度は、通常成人1時間あたり4mL/kg体重(ブドウ糖として0.5g/kg体重)以下とする。
なお、年齢、症状、体重に応じて適宜増減する。
高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[水・電解質異常を起こす、又は増悪するおそれがある。]
心不全のある患者[水及びナトリウムの負荷により心不全が増悪するおそれがある。]
重篤な肝障害のある患者[水・電解質異常、血中乳酸値の上昇を起こす、又は増悪するおそれがある。]
閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水・電解質異常を起こす、又は増悪するおそれがある。]
糖尿病の患者[血糖値の上昇、水・電解質異常を起こす、又は増悪するおそれがある。]
投与時
本剤を投与する場合は、患者の尿量が1日500mL又は1時間あたり20mL以上あることが望ましい。
急速投与により、高血糖、尿糖陽性があらわれることがあるので、投与速度に留意すること。
血管痛があらわれることがあるので、血管確保の困難な患者には慎重に投与すること。
調製時
カルシウムを含有する製剤であるので、リン酸塩を含む製剤と配合する場合は、混濁、沈殿等が生じるので配合を避けること。
アミノ酸輸液剤と併用するとき、ナトリウム、クロールの投与量に注意すること。
本剤のエネルギー量は、1本(500mL)あたり250kcalである。
容器表面に水滴や結晶が付着している場合には使用しないこと。
通気針は不要である。(混注する薬剤量等により通気針が必要となる場合がある)
薬液量が少なくなると排液速度が遅くなるので、滴下速度に注意すること。
容器の目盛りは目安として使用すること。
混注する場合、注射針の刺針はゴム栓の周囲にある刺針部(凹部)を使用し、まっすぐ刺し入れること。また、同一箇所を繰り返し刺さないこと。
輸液セットの瓶針はゴム栓の中央部の刺針部(凹部)にまっすぐ刺し入れること。
連結管による混合投与の場合はY字管連結にして使用すること。(U字管連結はしないこと)
開発段階で副作用集計の対象となった総症例215例中55例(25.6%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。
承認後2年間の使用成績調査で副作用集計(1993年4月〜1995年3月迄の集計)の対象となった総症例1,706例中86例(5.0%)に副作用が認められた。
| 5%以上又は頻度不明 | 0.1〜5%未満 | |
| 大量・急速投与 | 脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒、高カリウム血症、血管痛、発赤、腫脹 | 血栓性静脈炎 |
| 代謝異常 | 高血糖、尿糖、浸透圧利尿 | |
| 消化器 | 嘔気・嘔吐、口渇 | |
| 肝臓 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇 | |
| 腎臓 | 尿素窒素上昇、クレアチニン上昇、尿酸上昇 | |
| その他 | 熱感 |
ソリタックス-H輸液 227円/瓶
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