急性循環不全における心収縮力増強、末梢血管抵抗軽減、インスリン分泌促進、血漿遊離脂肪酸及び無機リン低減ならびに利尿
用時、添付の溶解液に溶解し、ブクラデシンナトリウムとして1分間あたり0.005〜0.2mg/kgを静脈内に投与する。
必要に応じて日局ブドウ糖注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤で希釈する。
なお、投与量は患者の病態に応じ適宜増減する。
投与前に体液、呼吸等全身管理に必要な処置を行うこと。
投与中は血圧、脈拍数、心電図、尿量、全身状態、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量、血液ガス等の観察を行うこと。[11.1.1参照]
用量の増加に伴い、循環器系副作用(血圧低下、心拍数増加等)の発現頻度が高まる傾向がみられるので、投与開始にあたっては少量から始めること。[11.1.1参照]
本剤は末梢血管収縮作用を示さないので過度の血圧低下を伴う場合は、末梢血管収縮薬を投与するなど、他の適切な処置を考慮すること。[11.1.1参照]
本剤は血糖上昇作用を有するため、投与中は血糖値に注意し、著しい上昇が認められた場合は、インスリン製剤の投与、本剤の減量・中止等適切な処置を行うこと。[9.1.3参照]
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 急性心筋梗塞及び心筋症の患者
全身状態が悪化するおそれがある。[11.1.1参照]
9.1.2 不整脈のある患者
不整脈が悪化するおそれがある。[11.1.1参照]
[8.5参照]
9.7 小児等
少量より開始するなど慎重に投与すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤投与時の注意
点滴あるいは持続注入器により静脈内に投与すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(いずれも頻度不明)[8.2-8.4、9.1.1、9.1.2参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 動悸 | − | 胸部不快感、胸痛、頻脈 |
呼吸器 | − | − | 動脈血酸素分圧(PaO2)低下 |
消化器 | 悪心 | 嘔吐 | 食欲不振、腹痛 |
肝臓 | − | − | AST上昇、ALT上昇 |
腎臓 | − | − | BUN上昇、血中クレアチニン上昇 |
その他 | − | 頭痛、倦怠感、熱感 | 高血糖、尿糖、発汗、四肢冷感、注射部発赤 |
アクトシン注射用300mg 1111円/管
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。
使いやすさ
投稿日: 2015/03/12 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり