本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
乳児及び2歳未満の幼児[9.7参照]
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤投与中の患者[10.1参照]
諸種疾患による鼻充血・うっ血
本剤は原則として6歳以上の小児及び成人に用いる。
通常成人3〜5時間毎に2〜3回鼻腔内に噴霧するか、又は2〜4滴を鼻腔内に点鼻する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用又は頻回投与により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って投与するか又は適切な休薬期間をおいて投与すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 鼻に結核性又はウイルス性疾患のある患者
結核性又はウイルス性疾患を悪化させるおそれがある。
9.1.2 冠動脈疾患のある患者
症状を悪化させるおそれがある。
9.1.3 高血圧症の患者
高血圧症を悪化させるおそれがある。
9.1.4 甲状腺機能亢進症の患者
症状を悪化させるおそれがある。
9.1.5 糖尿病の患者
糖尿病を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
9.7.1 乳児及び2歳未満の幼児
投与しないこと。[2.2参照]
過量投与により、過度の鎮静、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすいので投与しないことが望ましい。[2.2参照]
やむを得ず投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。
13.1 症状
本剤の過量投与により徐脈、低血圧を伴うショック症状があらわれることがある。
13.2 処置
症状に応じて対症療法を行う。体温の維持、輸液等の処置を行い、呼吸機能が低下した場合には補助呼吸を行うこと。過度な低血圧を防ぐため血圧を頻回に測定すること。ただし、交感神経刺激薬(エピネフリン、ノルエピネフリン等)は症状を悪化させるおそれがあるため、投与しないこと。
14.1 薬剤交付時の注意
眼科用として使用しないこと。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤セレギリン塩酸塩(エフピー)ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)[2.3参照] | 急激な血圧上昇を起こすおそれがある。 | MAO阻害剤はカテコールアミンの蓄積をおこし、本剤の交感神経刺激作用を増強するおそれがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜1%未満 | 1%以上 | 頻度不明 | |
過敏症 | 過敏症状 | ||
精神・神経系 | 傾眠、頭痛、めまい、振戦、不眠症、脱力感 | ||
循環器 | 血圧上昇、心悸亢進、不整脈 | ||
呼吸器 | 乾燥感、鼻漏 | 鼻やのどの刺激(感) | 熱感、反応性充血、鼻局所の化膿性感染症誘発 |
その他 | 口渇 | 苦味 | 長期投与により反応性の低下、創傷治癒の遅延 |
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/19 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり