本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
○乳児の乳糖不耐により生ずる消化不良の改善
・一次性乳糖不耐症
・二次性乳糖不耐症
単一症候性下痢症、急性消化不良症、感冒性下痢症、白色便性下痢症、慢性下痢症、未熟児・新生児の下痢
○経管栄養食、経口流動食など摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢などの改善
<乳児の乳糖不耐により生じる消化不良の改善>
通常、1回0.25〜0.5gを少量の水又はお湯(50℃以上にならないこと)で溶解し、哺乳時に経口投与する。
<経管栄養食、経口流動食等摂取時の乳糖不耐により生じる下痢等の改善>
通常、摂取乳糖量10gに対して1gを食餌と共に投与する。症状により増減する。
乳糖不耐によると判断される患者に対して使用すること。
乳児の場合は、便のpH及び便中の糖を測定し、原則として次の点を基準として使用すること。
・便のpHが5.5以下
・便のpHが5.6〜6.5でかつ便中の糖が0.5g/dL以上
・便中の糖が0.75g/dL以上
1回の食餌中の乳糖量が、原則としておおよそ20g以上の経管栄養食、経口流動食を摂取している患者で、下痢、その他乳糖不耐によると思われる症状を生じた場合
便性の改善、便回数の減少がみられない場合には、投与を中止すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
本人又は両親、兄弟に蕁麻疹、気管支喘息、他の薬剤に対する過敏症、食物アレルギー等のみられる患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
本剤は吸湿しやすいため、湿気を避けて保存すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(0.1%未満)
ショック症状、四肢冷感、顔面蒼白、チアノーゼ、下痢、腹部膨満、嘔吐等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止すること。なお、症状に応じて輸液、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
過敏症 | 発疹等 | |
消化器 | 便秘 | 腹部膨満、嘔吐等 |
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