レスタス錠2mg

持続性心身安定剤

3.0(2件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 フルトプラゼパム
製造/販売 日本ジェネリック
剤形/規格
  • レスタス錠2mg

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禁忌

  • 急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある

  • 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある]

効能・効果

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ・易疲労性・睡眠障害

  • 心身症(高血圧症、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・易疲労性・睡眠障害

用法・容量

  • 通常、成人にはフルトプラゼパムとして1日2〜4mgを1〜2回に分割経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には1日4mgまでとする。

注意事項

重要な基本的注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

  • 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること(「重大な副作用」の項参照)。

慎重投与

  • 心障害のある患者[症状が悪化するおそれがある]

  • 肝障害、腎障害のある患者[排泄が遅延するおそれがある]

  • 脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれる]

  • 小児(「小児等への投与」の項参照)

  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

  • 衰弱患者[作用が強くあらわれる]

  • 中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)のある患者[症状が悪化するおそれがある]

過量投与

  • 本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読むこと。

適用上の注意

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

その他の注意

  • 投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、遅延するおそれがある。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
中枢神経抑制剤フェノチアジン誘導体バルビツール酸誘導体等モノアミン酸化酵素阻害剤アルコール(飲酒) 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられる。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
シメチジン 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 本剤の血漿中濃度曲線下面積及び消失半減期が、シメチジンとの併用により増大、延長することが報告されている。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
オメプラゾール 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強するおそれがある。 他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム)のクリアランスがオメプラゾールとの併用により減少するとの報告がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
マプロチリン塩酸塩 (1)眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強するおそれがある。(2)併用中の本剤を急速に減量又は中止すると痙攣発作が起こるおそれがある。 (1)相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられる。(2)本剤の抗痙攣作用により抑制されていたマプロチリン塩酸塩の痙攣誘発作用が本剤の減量・中止によりあらわれることが考えられている。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ダントロレンナトリウム水和物 筋弛緩作用を増強するおそれがある。 相互に筋弛緩作用が増強することが考えられている。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 総症例10,794例中558例(5.2%)に副作用が認められた。その主なものは眠気(3.5%)、ふらつき(0.9%)、易疲労感・倦怠感(0.4%)、めまい感(0.3%)等であった。〔再審査終了時〕

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 依存性

    連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。
    また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。

重大な副作用

  • 刺激興奮、錯乱等

    他のベンゾジアゼピン系薬剤で、刺激興奮、錯乱等があらわれることが報告されている。

その他の副作用

1〜5%未満 0.1〜1%未満 0.1%未満
精神神経系 眠気 ふらつき
肝臓 AST(GOT)上昇
消化器 口渇
悪心・嘔吐
循環器 立ちくらみ
過敏症 注) 発疹
骨格筋 易疲労感・倦怠感
その他 尿失禁
  • 注)投与を中止すること。

薬価

レスタス錠2mg 16.4円/錠

評価サマリー

もっとも参考になった評価コメント

使いやすさ

投稿日: 2015/02/28 参考率: 100%(2人/2人)

麻酔科/60代/処方経験あり

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