重篤な腎障害のある患者[血中半減期の延長、血中濃度・時間曲線下面積の増大等により、副作用が増強される。]
妊婦、妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
関節リウマチ
通常他の消炎鎮痛剤等とともに、ロベンザリットナトリウムとして成人1日量240mgを3回に分割経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
本剤投与中は腎機能、肝機能等の検査を定期的に実施することが望ましい。
腎障害又はその既往歴のある患者[血中半減期の延長、血中濃度・時間曲線下面積の増大等により、副作用が増強される。]
肝障害のある患者[本剤の一部は肝臓で代謝されるため、これらの患者では高い血中濃度で推移する可能性がある。]
消化性潰瘍又はその既往歴のある患者[本剤投与により消化器系副作用がみられ、さらに本剤は非ステロイド系消炎鎮痛剤と併用されることから、注意を要する。]
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
本剤は血漿蛋白結合率が高いので、他剤との併用により、本剤または併用薬剤の作用が増強されるおそれがある。
総症例数7,472例中、926例(12.4%)1,388件に副作用が認められた。主な副作用は、腹痛256件(3.34%)、食欲不振166件(2.22%)、嘔気121件(1.62%)、発疹109件(1.46%)、口内乾燥97件(1.30%)、
痒84件(1.12%)であった。(再審査終了時)
急性腎不全(0.1%未満)、間質性腎炎(頻度不明)、腎性尿崩症(0.1%未満)等の重篤な腎障害
これらの副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
以下のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
腎臓注2) | BUN上昇、血中クレアチニン上昇、蛋白尿、血尿等 | 多尿、頻尿等 |
皮膚 |
|
紅斑性発疹、湿疹、蕁麻疹、脱毛等 |
消化器 | 胃炎、嘔気、悪心、嘔吐、下痢、口内炎、口渇、腹痛、心窩部痛、胃重感、胸やけ、食欲不振、胃不快感、胃痛、便秘等 | 胃もたれ感、舌炎、腹部膨満感等 |
肝臓 | AST(GOT)の上昇、ALT(GPT)の上昇、Al-Pの上昇等 | |
血液 | 貧血 | |
その他 | 味覚倒錯等 | 発熱、倦怠感、気分不良、浮腫、頭痛、めまい等 |
注2)副作用があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
カルフェニール錠40mg 44円/錠
カルフェニール錠80mg 67.7円/錠
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