ミドリンP点眼液

検査用散瞳点眼剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 トロピカミド フェニレフリン塩酸塩
製造/販売 参天製薬
剤形/規格
  • ミドリンP点眼液

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禁忌

  • 緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすおそれがある]

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 診断及び治療を目的とする散瞳と調節麻痺

用法・容量

  • 散瞳には、通常、1回1〜2滴を点眼するか、又は1回1滴を3〜5分おきに2回点眼する。調節麻痺には、通常、1回1滴を3〜5分おきに2〜3回点眼する。
    なお、症状により適宜増減する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 低出生体重児の眼底検査実施において、徐脈、無呼吸等が起こるとの報告があるので、投与中は観察を十分に行い、慎重に投与すること。[6.小児等への投与の項参照]

  • 散瞳又は調節麻痺が起こるので、本剤投与中の患者には、散瞳又は調節麻痺が回復するまで自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。また、サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう指導すること。

慎重投与

  • 小児[「6.小児等への投与」の項参照]

  • 高血圧症の患者[フェニレフリンの血圧上昇作用により症状が増悪するおそれがある]

  • 動脈硬化症の患者[フェニレフリンの血圧上昇作用により症状が増悪するおそれがある]

  • 冠不全又は心不全などの心臓疾患のある患者[フェニレフリンのβ1作用により症状が増悪するおそれがある]

  • 糖尿病の患者[フェニレフリンの糖新生促進作用により症状が増悪するおそれがある]

  • 甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の患者では心悸亢進、頻脈等の交感神経刺激症状がみられることがあり、本剤の投与により症状が増悪するおそれがある]

適用上の注意

  • 投与経路

    点眼用にのみ使用すること。

  • 投与時

    • 点眼に際しては原則として患者は仰臥位をとり、患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼し、涙嚢部を圧迫させた後開瞼する。

    • 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意するよう指導すること。

その他の注意

  • 液が変色したり、沈殿を生じたものを使用しないこと。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
MAO阻害剤(治療中及び治療後3週間以内) 急激な血圧上昇を起こすおそれがある。 本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
三環系及び四環系抗うつ剤マプロチリン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩、アモキサピン 急激な血圧上昇を起こすおそれがある。 交感神経終末でのノルアドレナリン再取り込みを阻害し、受容体のアドレナリン濃度を上昇させる。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  • 全身症状があらわれた場合には投与を中止すること。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    ショック、アナフィラキシーが起こることがあるので、観察を十分に行い、紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  • 副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症 眼瞼炎(眼瞼発赤・腫脹等)、眼瞼皮膚炎、そう痒感、発疹、蕁麻疹
結膜炎(結膜充血・浮腫、眼脂等)、角膜上皮障害、眼圧上昇
消化器 口渇、悪心・嘔吐
その他 顔面潮紅、頻脈、血圧上昇、頭痛

薬価

ミドリンP点眼液 27.6円/mL

評価サマリー

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