本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
ただし、以下のいずれも満たす場合に限る。
・心血管イベントの発現リスクが高い
・HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分、又はHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない
通常、成人にはインクリシランナトリウムとして1回300mgを初回、3ヵ月後に皮下投与し、以降6ヵ月に1回の間隔で皮下投与する。
8.1 本剤投与にあたっては、あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法、禁煙、他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病、高血圧症等)の軽減等も十分考慮すること。
8.2 HMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治療薬と併用する場合は、併用する薬剤の電子添文の2.禁忌、8.重要な基本的注意、9.特定の背景を有する患者に関する注意及び11.1重大な副作用の記載を必ず確認すること。[7.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ラットでは本剤の皮下投与により乳汁中への移行が確認されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤投与前の注意
14.1.1 異物がないか目視により確認し、異常が認められる場合は使用しないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 皮下にのみ投与すること。
14.2.2 注射部位は腹部、上腕部又は大腿部とする。サンバーン、皮疹、炎症、皮膚感染症等、活動性の皮膚疾患や損傷がある部位には注射しないこと。
14.2.3 本剤は1回投与分を充填したプレフィルドシリンジである。1シリンジは1回のみの使用とすること。
15.1 臨床使用に基づく情報
海外第III相試験において、1830例に抗薬物抗体の検査を実施した。陽性が確認された患者は、投与前では1.8%(33/1830例)、18ヵ月間の本剤投与期間中では4.9%(90/1830例)であった。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 5%以上 | 5%未満 | |
| 一般・全身障害及び投与部位の状態 | 注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位紅斑、注射部位発疹等) | − |
| 肝胆道系障害 | − | 肝機能障害 |
レクビオ皮下注300mgシリンジ 443548円/筒
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。