出血している患者(血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血、硝子体出血等)[止血が困難となるおそれがある。]
ミフェプリストン・ミソプロストールを投与中の患者[10.1参照]
高脂血症
イコサペント酸エチルとして、通常、成人には1回2gを1日1回、食直後に経口投与する。ただし、トリグリセリド高値の程度により、1回4g、1日1回まで増量できる。
あらかじめ高脂血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。
投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 出血を助長するおそれのある患者
(1)
月経期間中の患者(2)
出血傾向のある患者(3)
手術を予定している患者9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤交付時の注意
本剤は噛まずに服用させること。
15.1 臨床使用に基づく情報
コントロール不良の高血圧症を有し、他の抗血小板剤を併用した症例において、脳出血があらわれたとの報告がある。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ミフェプリストン・ミソプロストールメフィーゴパック[2.2参照] | ミフェプリストン・ミソプロストールによる子宮出血の程度が悪化するおそれがある。 | イコサペント酸エチルの抗血小板作用により出血が増強するおそれがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
抗凝固剤ワルファリンカリウム 等血小板凝集を抑制する薬剤アスピリンインドメタシンチクロピジン塩酸塩シロスタゾール 等 | 出血傾向をきたすおそれがある。 | イコサペント酸エチルは抗血小板作用を有するので、抗凝固剤、血小板凝集を抑制する薬剤との併用により相加的に出血傾向が増大すると考えられる。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)
AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDH、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹等 | そう痒感 | |
出血傾向 | 鼻出血、歯肉出血 | 皮下出血、血尿、眼底出血、消化管出血等 | |
血液 | 貧血等 | ||
消化器 | 下痢、腹部不快感 | 悪心、便秘、腹部膨満感、腹痛、口内炎 | 胸やけ、嘔吐、食欲不振、口渇、鼓腸等 |
肝臓 | AST・ALT・Al-P・γ-GTP・LDH・ビリルビンの上昇等の肝機能障害 | ||
腎臓 | BUN・クレアチニンの上昇 | ||
呼吸器 | 咳嗽、呼吸困難 | ||
精神神経系 | 頭痛・頭重感、めまい、ふらつき、眠気、不眠、しびれ | ||
筋骨格系 | 関節痛、筋肉痛、四肢痛、筋痙攣(こむら返り等) | ||
その他 | CKの上昇 | 顔面潮紅、ほてり、発熱、動悸、浮腫、頻尿、尿酸上昇、全身倦怠感、血圧上昇、女性化乳房、耳鳴、発汗、ざ瘡 |
エパデールEMカプセル2g 112.6円/包
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。
副作用の頻度
投稿日: 2022/11/01 参考率: 100%(4人/4人)
外科/40代/処方経験あり