ねむけ、倦怠感、血管拡張性及び脳圧亢進性頭痛(片頭痛、高血圧性頭痛、カフェイン禁断性頭痛など)
カフェイン水和物として、通常成人1回0.1〜0.3gを1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 胃潰瘍又はその既往歴のある患者
胃液分泌を促進するため、悪影響を及ぼすおそれがある。
9.1.2 心疾患のある患者
徐脈又は頻脈を起こすことがある。
9.1.3 緑内障の患者
症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与し、長期連用を避けること。胎盤を通過する。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。また、長期連用は避けること。母乳中に容易に移行する。
9.8 高齢者
本剤を減量するなど注意すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。
13.1 症状
消化器症状(悪心、嘔吐等)、循環器症状(不整脈、血圧上昇等)、精神神経症状(痙攣、昏睡)、呼吸器症状(呼吸促進、呼吸麻痺等)などの増悪を起こすことがある。
13.2 処置
興奮状態には対症療法としてジアゼパム注、フェノバルビタール注などの中枢神経抑制薬投与を考慮し、呼吸管理を実施する。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
他のキサンチン系薬剤アミノフィリン水和物ジプロフィリンテオフィリン等中枢神経興奮薬エフェドリン塩酸塩マオウ等 | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがある。 | 併用薬の代謝・排泄を遅延させることがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
MAO阻害剤セレギリン塩酸塩ラサギリンメシル酸塩サフィナミドメシル酸塩 | 頻脈、血圧上昇等が現れることがある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
シメチジン | 過度の中枢神経刺激作用が現れることがある。 | 本剤の代謝・排泄を遅延させることがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
頻度不明 | |
循環器 | 不整脈注) |
精神神経系 | 振戦注)、めまい注)、不眠注)、不安注) |
感覚器 | 瞳孔散大注) |
その他 | 虚脱注) |
注)大量投与によりあらわれることがある。
カフェイン水和物「ケンエー」原末 7.5円/g
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