保存前血液の白血球除去用血液バッグシステム
| 一般名 |
血液保存液A液 赤血球保存液MAP液(7)
|
|---|---|
| 製造/販売 | 川澄化学工業 / 旭化成クラレメディカル |
| 剤形/規格 |
|
血液保存及び赤血球成分の保存
生物学的製剤基準 血液製剤総則2(1)全血採血により採血バッグ(A液)に採血し、白血球除去用フィルターにて濾過した血液を遠心分離後、赤血球成分と本品の子バッグ内の液(MAP液)を混和する。なお、採血量は200mL及び400mLとする。
フィルターを使用して血液製剤(血小板製剤、濃厚赤血球製剤)の輸血を行った際に、血圧低下、ショック等の重篤な症例が報告されている。
使用に際しては、急激な血圧低下、ショック等の重篤な症状の発生時に備え、あらかじめ救急処置のとれるよう準備しておくこと。また、輸血中は、患者の状態をよく観察し、発熱、悪寒、頭痛、関節痛、蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、ショック等の異常が認められた場合には、直ちに輸血を中止し適切な処置を行うこと。
アレルギーや過敏症の既往歴のある患者への使用は特に注意が必要である。
本品は可塑剤であるフタル酸ジ2-エチルヘキシルが溶出するおそれがあるので、注意すること。
使用中は本品の破損、接合部のゆるみ及び薬液漏れ等について、定期的に確認すること。
脂肪乳剤を含む医薬品、ヒマシ油等の油性成分、界面活性剤又はアルコール等の溶解補助剤などを含む医薬品を投与する場合及びアルコールを含む消毒剤を使用する場合は、コネクターのひび割れについて注意すること。[薬液により延長チューブ等のコネクターにひび割れが生じ、血液及び薬液漏れ、空気混入の可能性がある。特に全身麻酔剤、昇圧剤、抗悪性腫瘍剤及び免疫抑制剤等の投与では、必要な投与量が確保されず患者への重篤な影響が生じる可能性がある。なお、ライン交換時の締め直し、過度な締め付け及び過度な増し締め等は、ひび割れの発生を助長する要因となる。]
ひび割れが確認された場合は、直ちに新しい製品と交換すること。
カルシウム含有製剤と混和すると凝血をおこすおそれがあるため混合輸注はしないこと。
本品は滅菌済みで、1回限りの使い捨てである。再使用・再滅菌はしないこと。
使用期限内でも包装を開封したものは速やかに使用すること。
外観、内容物等に異常が認められた場合は使用しないこと。
万一、保存液漏れ、その他の異常が認められた場合は使用しないこと。
針キャップを開封する際は、針先が針カバーに触れないように注意すること。[針先が針キャップに触れると針先が変形し、穿刺しづらくなる場合がある。]
血液バッグの塩化ビニル樹脂は、低温での物性が著しく低下し、破損する場合があるので低温および凍結の状態での取扱いには十分注意すること。
蒸気滅菌工程の水蒸気あるいはその後の熱処理のため、バッグが不透明になったり、空袋やチューブ内に微量の水分が残留することがあるが、使用上問題はない。ただし著しい水濡れや、内容液のリークが疑われる場合は使用しないこと。
血液バッグを遠心する際、遠心カップ下部にチューブ・分岐管等を入れるとバッグを破損させることがあるので取扱いには十分注意すること。
1〜30℃の清潔な場所で保存すること。また、直射日光や水漏れのおそれのある場所や湿度の高い場所での保存はさけること。
本品はプラスチック製品であるから、運搬、操作時には振動や衝撃を加えないように十分注意すること。
使用済みの本品を廃棄する場合には、周囲の環境を汚染しないように注意すること。また、血液による感染を防ぐため、医療廃棄物として適正に処理すること。
本品は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確になる調査を実施していない。
下記の副作用があらわれることがあるので観察を十分行い、副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 短時間大量投与 | クエン酸による血中カルシウムイオン濃度の低下 |
セパセルインテグラMAP
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。