ミロル点眼液0.5%

持続性 緑内障・高眼圧症治療剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 レボブノロール塩酸塩
製造/販売 杏林製薬
剤形/規格
  • ミロル点眼液0.5%

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禁忌

  • 気管支喘息、又はその既往歴のある患者、気管支痙攣、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、喘息発作の誘発・増悪がみられるおそれがある。]

  • 洞性徐脈、房室ブロック(第II、III度)、コントロール不十分な心不全、心原性ショックのある患者[β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、これらの症状を増悪させるおそれがある。]

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 緑内障、高眼圧症

用法・容量

  • 通常、1回1滴を1日1回点眼する。十分な眼圧下降効果が持続しない場合は、1回1滴、1日2回まで点眼可能である。

注意事項

重要な基本的注意

  • 全身的に吸収される可能性があり、β-遮断剤全身投与時と同様の副作用があらわれるおそれがあるので、留意すること(「8.適用上の注意(3)-1)」の項参照)。

慎重投与

  • うっ血性心不全のある患者[β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、これらの症状を増悪させるおそれがある。]

  • コントロール不十分な糖尿病患者[低血糖症の徴候や症状をマスクするおそれがある。]

  • 糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。]

  • 甲状腺中毒症の疑いのある患者[ある種の甲状腺機能亢進症の臨床的徴候(例えば頻脈)をマスクするおそれがある。]

適用上の注意

  • 投与経路

    点眼用にのみ使用すること。

  • 薬剤交付時

    本剤はホウ酸を含有する点眼剤との配合で白濁を生じる可能性があるので、併用する場合は少なくとも5分間以上の点眼間隔をあけるよう指導すること。

  • 投与時

    • 点眼に際しては原則として患者は仰臥位をとり、患眼を開瞼させ結膜のう内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙のう部を圧迫させた後開瞼する。

    • 点眼の時、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。

その他の注意

  • アレルギー性結膜炎等に罹患している患者に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

  • ウサギ催奇形性試験において、臨床用量の200倍又は700倍に相当する量を投与すると、胎児毒性(吸収胚数の増加が確認される)が認められた。

  • 本剤の添加物であるベンザルコニウム塩化物、ピロ亜硫酸ナトリウムによる過敏症が知られている。

取扱上の注意

  • 注意

    点眼ボトルを取り出す際は、包装の先端部分のアルミ箔をはがして取り出すこと。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
アドレナリンジピベフリン塩酸塩 散瞳が起こる可能性がある。 機序不明
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カテコールアミン枯渇剤レセルピン等 交感神経系に対し、過剰の抑制を来すことがあり、低血圧、徐脈を生じ、眩暈、失神、起立性低血圧を起こすことがある。 カテコールアミンの枯渇を起こす薬剤は、β-遮断作用を相加的に増強する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
β-遮断剤(全身投与)アテノロールプロプラノロール塩酸塩メトプロロール等 眼内圧あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強されることがある。 作用が相加的にあらわれることがある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジギタリス製剤ジゴキシンジギトキシン等 房室伝導時間を更に延長することがある。 相加的に作用を増強する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カルシウム拮抗剤ベラパミル塩酸塩ジルチアゼム塩酸塩等 房室伝導障害、左室不全、低血圧を起こすおそれがある。 相互に作用が増強される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
フェノチアジン関連化合物クロルプロマジン等 血圧降下を引き起こす可能性がある。 代謝を阻害する。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 総症例530例中、副作用が報告されたのは26例(4.9%)で、主な副作用は結膜充血5件(0.9%)、しみる4件(0.8%)、角膜炎3件(0.6%)、頭痛3件(0.6%)、そう痒感2件(0.4%)、眼痛2件(0.4%)、眼瞼発赤2件(0.4%)、霧視2件(0.4%)、めまい2件(0.4%)等であった。(承認時)

  • 総症例3,191例中、副作用が報告されたのは133例(4.17%)で、主な副作用は、しみる56件(1.75%)、眼痛25件(0.78%)、眼瞼炎14件(0.44%)、角膜炎13件(0.41%)、結膜充血11件(0.34%)、霧視7件(0.22%)、そう痒感6件(0.19%)、眼瞼発赤4件(0.13%)等であった。(再審査終了時)

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 類薬で、眼類天疱瘡、気管支痙攣、呼吸困難、呼吸不全、うっ血性心不全、心ブロック、脳虚血、心停止、脳血管障害、失神、喘息発作、全身性エリテマトーデスがあらわれることが報告されている。

その他の副作用

0.1〜5%未満
しみる、眼痛、角膜炎、結膜充血、眼瞼炎、霧視、そう痒感、眼瞼発赤
循環器 徐脈、右脚ブロック
精神神経系 頭痛、めまい

薬価

ミロル点眼液0.5% 360.7円/mL

評価サマリー

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