本剤の成分に
の既往歴のある患者
<適応菌種>
本剤に感性の淋菌,大腸菌,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア・レットゲリ,インフルエンザ菌
<適応症>
急性気管支炎,慢性呼吸器病変の二次感染
膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性に限る)
尿道炎
[急性気管支炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性に限る)の場合]
通常,成人にはセフチブテン水和物として1回200mg(力価)を1日2回経口投与する。
[尿道炎の場合]
通常,成人にはセフチブテン水和物として1回100mg(力価)を1日3回経口投与する。
なお,年齢及び症状により適宜増減する。
があらわれるおそれがあるので,十分な問診を行うこと。
ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減らすか,投与間隔をあけて使用すること。(「薬物動態」の項参照)]
経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者,全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
承認時における安全性評価対象例2279例中,副作用は54例(2.37%)に認められた。また,臨床検査値の異常変動は,検査を実施した安全性評価対象例1662例中,77例(4.63%)に認められた。
再審査終了時における安全性評価対象例10818例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は94例(0.87%)に認められた。
(副作用の発現頻度は,承認時,再審査終了時の成績及び自発報告等に基づく。)
ショック,アナフィラキシー(0.1%未満)
ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,浮腫等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎障害(0.1%未満)
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎(0.1%未満)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には,直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
他のセフェム系抗生物質で,次の副作用が報告されているので,症状(異常)が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。
溶血性貧血
溶血性貧血があらわれることがある。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行うこと。
間質性肺炎,PIE症候群
発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群等があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
0.1〜1% | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症注1 | 発疹,蕁麻疹,そう痒,発熱 | 紅斑 | |
血液注1 | 好酸球増多 | 貧血(赤血球減少,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少),顆粒球減少 | |
腎臓注1 | BUN上昇,クレアチニン上昇 | ||
肝臓注2 | AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇 | Al-P上昇,LDH上昇,ビリルビン上昇 | |
消化器 | 下痢,腹痛,胃痛・胃不快感 | 悪心・嘔吐,食欲不振 | |
菌交代症 | 口内炎 | カンジダ症 | |
ビタミン欠乏症 | ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症,出血傾向等),ビタミンB群欠乏症状(舌炎,口内炎,食欲不振,神経炎等) | ||
その他 | 頭重感,全身倦怠感,めまい |
注1:症状(異常)が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
注2:異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
セフテムカプセル100mg 92円/カプセル
セフテムカプセル200mg 169.8円/カプセル
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