手術時の骨髄止血
1回(1手術時)通常約1〜1.5gを軟化しながら骨の手術部位に塗布する。
8.1 本剤の使用は縫合、結紮等の止血に代わるものではないことに留意すること。
8.2 骨再生の癒合を妨げる可能性があるので、過量に使用しないこと
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 開封後は直ちに使用すること。[7.1参照]
14.1.2 開封後の未使用分は再使用しないこと。
14.1.3 再滅菌(煮沸)しないこと。
15.2 非臨床試験に基づく情報
15.2.1 ウサギによる実験で骨に細菌を接種し、ミツロウを更に埋め込んだところ細菌が増殖し網状組織骨の本来持つ細菌除去機能が損なわれたとの報告がある
15.2.2 イヌによる実験で、胸骨に使用して肺に塞栓が生じたとの報告がある
融点が約62℃であるので、夏期は特に高温を避けて保存すること。
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 使用部位注) | 異物反応、炎症、浮腫、異物性肉芽腫 |
注)適用した周囲の隣接組織に異物反応が起こり、マクロファージ、異物巨細胞、多形核白血球、リンパ球等が局部的に集積し、炎症、浮腫が起こり、更にその周囲を肉芽組織ないし線維性結合組織が取り囲むことが報告されている
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