出血性大腸炎の患者〔腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。〕
牛乳アレルギーのある患者〔ショックまたはアナフィラキシー様症状を起こすことがある。〕
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
下痢症
タンニン酸アルブミンとして、通常、成人1日3〜4gを3〜4回に分割して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
肝障害のある患者〔肝障害を悪化させるおそれがある。〕
アルカリにより分解する。
抱水クロラールやヨウ化物と混合すると湿潤する。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 経口鉄剤 | 併用により相互に作用が減弱することがあるので、併用しない。 | 本剤は鉄と結合しタンニン酸鉄となり、タンニン酸による収れん作用が減弱すると考えられる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 塩酸ロペラミド | 塩酸ロペラミドの効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけるなど注意する。 | 本剤により塩酸ロペラミドが吸着されることが考えられる。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、蕁麻疹、顔面浮腫等の過敏症状あるいは気管支喘息発作等の症状が発現した場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 長期・大量投与 注) | 肝障害 |
| 消化器 | 便秘、食欲不振 |
注)長期又は大量投与を避けること。
タンニン酸アルブミン「ファイザー」原末 7円/g
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