ビタミンC欠乏症の予防および治療(壊血病,メルレル・バロー病)
ビタミンCの需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時など)
下記疾患のうち,ビタミンCの欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
毛細管出血(鼻出血,歯肉出血,血尿など)
薬物中毒
副腎皮質機能障害
骨折時の骨基質形成・骨癒合促進
肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着
光線過敏性皮膚炎
「ビタミンC欠乏症の予防および治療,ビタミンCの需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給以外の適応に対して,効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。」
アスコルビン酸として,通常成人1日50〜2000mgを1〜数回に分けて皮下,筋肉内または静脈内注射する。
なお,年令・症状により適宜増減する。
静脈内注射時
静脈内注射により血管痛があらわれることがあるので,注射の速度はできるだけ遅くすること。
皮下・筋肉内注射時
皮下・筋肉内注射により注射部位に疼痛があらわれることがある。
筋肉内注射にあたっては,組織・神経等への影響を避けるため,下記の点に注意すること。
筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行うこと。なお,特に同一部位への反復注射は行わないこと。また,低出生体重児,新生児,乳児,小児には特に注意すること。
神経走行部位を避けるよう注意すること。
注射針を刺入したとき,激痛を訴えたり,血液の逆流をみた場合には直ちに針を抜き,部位をかえて注射すること。
アンプルカット時
本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので,アンプル枝部のマークを上にして反対方向に折ること。
なお,アンプルカット時の異物の混入を避けるため,カット部をエタノール綿等で清拭し,カットすること。
安定性試験
本品につき加速試験(30℃,6ヵ月)を行った結果,アスコルビン酸注射液500mg「日医工」は規定の条件下において3年間安定であることが推測された。
アスコルビン酸注射液500mg「日医工」 84円/管
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