レパーサ皮下注140mgシリンジ 他

ヒト抗PCSK9モノクローナル抗体製剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 エボロクマブ(遺伝子組換え)
製造/販売 アムジェン
剤形/規格
  • レパーサ皮下注14...
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禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
    ただし、以下のいずれも満たす場合に限る。

    • 心血管イベントの発現リスクが高い

    • HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分、又はHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない

用法・容量

  • 家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体及び高コレステロール血症

    • 通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として140mgを2週間に1回又は420mgを4週間に1回皮下投与する。

  • 家族性高コレステロール血症ホモ接合体

    • 通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として420mgを4週間に1回皮下投与する。効果不十分な場合には420mgを2週間に1回皮下投与できる。なお、LDLアフェレーシスの補助として本剤を使用する場合は、開始用量として420mgを2週間に1回皮下投与することができる。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤投与にあたっては、あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法、禁煙、他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病、高血圧症等)の軽減等も十分考慮すること。

  • 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

  • HMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治療薬と併用する場合は、併用する薬剤の添付文書【使用上の注意】の禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用の記載を必ず確認すること。

  • 自己投与の実施について

    • 自己投与にはレパーサ皮下注140mgペンを用いること。

    • 自己投与を実施するにあたっては、医師がその妥当性を慎重に検討した上で、患者に対して医師又は医療従事者が十分な自己投与に向けての教育・訓練を実施すること。その後、患者自ら確実に自己投与ができることを医師が確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。

    • 自己投与の実施後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な場合には、速やかに医療施設に連絡するよう指導し、直ちに自己投与を中止させるなど適切な処置を行うこと。

    • 本剤は1回使用の製剤である。使用後、再使用しないように患者に注意を促し、安全な廃棄方法に関する指導を徹底すること。

慎重投与

  • 重度の肝機能障害患者[使用経験がない。(「薬物動態」の項参照)]

適用上の注意

  • 投与経路

    • 皮下にのみ投与すること。

  • 投与前

    • 投与前30分程度、遮光した状態で室温に戻してから投与すること。

    • 激しく振とうしないこと。

    • 内容物を目視により確認し、変色、にごり、浮遊物が認められる場合は使用しないこと。

  • 投与時

    • 注射部位は上腕部、腹部又は大腿部とし、同一部位への反復投与は行わないこと。皮膚が敏感なところ、挫傷、発赤又は硬結している部位への注射は避けること。

    • 本剤の注射針カバーは、アレルギー反応を起こす可能性がある天然ゴム(ラテックス)が含有されている。

その他の注意

  • 高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体患者に対する国内で実施した臨床試験において、抗エボロクマブ抗体の検査を実施し、555例中2例(0.4%)に本剤に対する抗エボロクマブ抗体が認められた。家族性高コレステロール血症ホモ接合体患者に対する臨床試験99例(日本人7例を含む)において、抗エボロクマブ抗体は認められなかった。中和抗体の産生はいずれの試験においても認められなかった

相互作用

副作用

副作用発現状況の概要

  • 高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体患者を対象とした国内臨床試験(12週)及び国際共同長期投与試験(1年)、及び家族性高コレステロール血症ホモ接合体患者を対象とした国際共同試験、及びHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない高コレステロール血症患者を対象とした国内臨床試験に参加した日本人患者625例中68例(10.9%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた(曝露期間の中央値:約11カ月)。主な副作用は、糖尿病9例(1.4%)、注射部位反応9例(1.4%)、肝機能異常6例(1.0%)、筋肉痛5例(0.8%)、CK(CPK)上昇4例(0.6%)、頚動脈内膜中膜肥厚度増加4例(0.6%)、筋痙縮4例(0.6%)であった。(効能・効果追加時:2019年6月)

その他の副作用

0.5%以上 0.5%未満 頻度不明注2)
血液及びリンパ系障害 貧血
心臓障害 心筋虚血、動悸
胃腸障害 下痢、鼓腸、胃粘膜病変、食道静脈瘤 悪心
一般・全身障害及び投与部位の状態 注射部位反応(疼痛、紅斑、内出血、腫脹等) 無力症、倦怠感、末梢腫脹 インフルエンザ様疾患
肝胆道系障害 肝機能異常
傷害、中毒及び処置合併症 肉離れ、腱断裂
臨床検査 CK(CPK)上昇、頚動脈内膜中膜肥厚度増加 低比重リポ蛋白減少、血小板凝集亢進、尿中蛋白陽性、尿中ビリルビン増加
代謝及び栄養障害 糖尿病
筋骨格系及び結合組織障害 筋肉痛、筋痙縮 関節痛、背部痛、四肢不快感、四肢痛、筋力低下
神経系障害 感覚鈍麻、頭痛
精神障害 不眠症
生殖系及び乳房障害 女性化乳房
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 慢性気管支炎、咳嗽 上咽頭炎、上気道感染
皮膚及び皮下組織障害 発疹、そう痒性皮疹、皮膚炎、皮膚しわ、蕁麻疹 血管浮腫
血管障害 潮紅
感染症及び寄生虫症 インフルエンザ
  • 注2)海外臨床試験又は国内外の市販後の自発報告に基づく記載のため頻度不明とした。

薬価

レパーサ皮下注140mgシリンジ
レパーサ皮下注140mgペン 24344円/キット

評価サマリー

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