高コレステロール血症治療剤
| 一般名 |
アリロクマブ(遺伝子組換え)
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|---|---|
| 製造/販売 | サノフィ |
| 剤形/規格 |
|
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
ただし、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な場合に限る。
通常、成人にはアリロクマブ(遺伝子組換え)として75mgを2週に1回皮下投与する。効果不十分な場合には1回150mgに増量できる。
本剤投与にあたっては、あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法、禁煙、他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病、高血圧症等)の軽減等も十分考慮すること。
投与中は血中脂質値を定期的に検査し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。
併用するHMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治療薬の添付文書における「使用上の注意」の禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の記載を確認すること。
重度の肝機能障害患者[使用経験がない。【薬物動態】の項参照]
投与経路
皮下にのみ投与すること。
投与時
遮光した状態で室温に戻してから投与すること。
激しく振とうしないこと。
液の変色や明らかな粒子を認める場合には使用しないこと。
投与部位
皮下注射は、大腿部、腹部又は上腕部に行う。同一部位に繰り返し注射することは避けることが望ましい。
また本剤と他の注射剤を同じ注射部位で併用しないこと。
皮膚に異常のある部位(傷、皮疹、炎症等)には注射しないこと。
国内第III相臨床試験では、本剤投与患者143例中4例(2.8%)に抗アリロクマブ抗体が認められたが、中和抗体が発現した患者はみられなかった。海外第III相臨床試験では、本剤投与患者3,033例中147例(4.8%)に抗アリロクマブ抗体が認められ、そのうち36例(1.2%)に中和抗体が発現した。
遮光のため、本剤は外箱に入れて保存すること。
国内で実施された第II相及び第III相臨床試験において、本剤75mg又は150mgが投与された193例中33例(17.1%)に副作用が認められた。主な副作用は注射部位反応が22例(11.4%)であった。(承認時)
重篤なアレルギー反応(頻度不明 注1) )
過敏症、貨幣状湿疹、蕁麻疹、過敏性血管炎等のアレルギー反応が認められ、重篤な症例も報告されている。観察を十分に行い、このような反応が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注1)海外臨床試験で認められている副作用のため頻度不明
注2)
| 1%以上 | 1%未満 | 頻度不明注1) | |
| 過敏症 | そう痒症 | ||
| 消化器 | 胃腸炎、胃炎、過敏性腸症候群 | ||
| 循環器 | うっ血性心筋症 | ||
| 呼吸器 | 上気道徴候及び症状(口腔咽頭痛、鼻漏、くしゃみ等) | ||
| 代謝 | 糖尿病 | ||
| 皮膚 | 爪囲炎 | ||
| 肝臓 | 肝機能異常 | ||
| その他 | 注射部位反応(紅斑、発赤、腫脹、疼痛、圧痛、そう痒等)(11.4%) | 前立腺炎、胸部不快感、末梢性浮腫、CK(CPK)上昇 |
注1)海外臨床試験で認められている副作用のため頻度不明
注2)国内第II相及び第III相臨床試験において本剤75mg又は150mgが投与された症例で認められた副作用について記載した。
プラルエント皮下注75mgシリンジ 22948円/筒
プラルエント皮下注150mgシリンジ 44481円/筒
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