1.《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
慢性消化管通過障害又は重篤な消化管潰瘍のある患者〔ビスマスの吸収により、血中に移行する量が多くなるおそれがある。〕
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
下痢症
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
次の疾患並びに状態における乾燥・収れん・保護:
きわめて小範囲の皮膚のびらん及び潰瘍、痔疾
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
次没食子酸ビスマスとして、通常成人1日1.5g〜4gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
通常、そのまま散布剤として使用するか、5〜10%の散布剤、軟膏又はパスタとして使用する。
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
精神神経系障害があらわれるおそれがあるので長期連用投与を避け、やむをえない場合は、原則として1ヶ月に20日程度(1週に5日以内)の投与にとどめること。
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
患部が化膿している場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用すること。
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
便秘の患者〔ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなるおそれがある。〕
結腸瘻造設術、回腸瘻造設術、又は人工肛門設術を受けた患者〔ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなるれそれがある。〕
消化管憩室のある患者〔ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなるおそれがある。〕
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
浣腸には使用しないこと。
配合変化
アルカリ性イオウ化合物及び鉄塩とは配合禁忌である
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
広範囲の病変部には使用しないこと。
(散布剤)
誤って吸入しないこと。
(軟膏、パスタ)
眼には使用しないこと。
配合変化
アルカリ性イオウ化合物及び鉄塩とは配合禁忌である。
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
服用によって便が黒くなることがある。〔ビスマスが黒色の硫化ビスマスになるため〕
(まれに:0.1%未満、ときに:0.1〜5%未満、副詞なし:5%以上又は頻度不明)
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
精神神経系
ビスマス塩類(次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス)1日3〜20gの連続経口投与(1ヵ月〜数年間)により間代性痙れん、昏迷、錯乱、運動障害等の精神神経系障害、(初期症状:不安、不快感、記憶力減退、頭痛、無力感、注意力低下、振せん等)があらわれたとの報告がある。これらの報告によれば、症状は投与中止後数週間〜数ヵ月で回復している。
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
精神神経系
ビスマス含有の外用剤の長期連続使用(約10年間)で、頭痛、記憶力減退、集中力低下、振せん、間代性痙れん、昏迷、運動障害等の精神神経系障害があらわれたとの報告がある。これらの報告によれば症状は使用中止後数週間〜数ヵ月で回復している。
《止しゃ剤・整腸剤として使用する場合》
消化器
ときに(5%未満)嘔気、食欲不振があらわれることがある。
粘膜
歯齦縁、舌、口腔内等に青色又は青黒色の着色があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
《局所収れん・保護剤として使用する場合》
過敏症
刺激感等の過敏症状があらわれた場合には使用を中止すること。
次没食子酸ビスマス 13円/g
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。