| 効能・効果 | 用法・用量 |
| 便秘症 | 硫酸マグネシウムとして1回5〜15gを多量の水とともに経口投与する。 |
| 効能・効果 | 用法・用量 |
| 便秘症 | 硫酸マグネシウムとして1回5〜15gを多量の水とともに経口投与する。 |
腎障害のある患者[中枢神経系の抑制、呼吸麻痺、高マグネシウム血症をきたす。]
高マグネシウム血症の患者[血中のMg2+が増加しCa2+との平衡が破れて、中枢神経系の抑制と骨格筋弛緩を起こす。]
腸内寄生虫疾患のある小児[腸管粘膜に異常がある場合に異常吸収を起こすことがある。]
心疾患のある患者[心機能を抑制する。]
症状
(内服)中枢神経系・心血管系機能の低下、筋神経伝達阻害
血中マグネシウム濃度が4mEq/L以下では臨床症状はみられず、5〜10mEq/Lで心臓収縮に影響が生じ、頻脈より徐脈に移行し、また心電図に変化が認められ、血圧低下、神経機能異常がみられる。10mEq/L以上になると筋力減退、深部腱反射消失をきたし、15mEq/L以上では昏睡、呼吸麻痺を生じ全身麻痺に移行する。25mEq/L以上で心停止を起こすといわれている。
処置
(高マグネシウム血症)10%グルコン酸カルシウム注10〜20mLを静注し速やかに透析療法でマグネシウムを除去する。
配合変化
リン酸イオンと沈殿を生じることがあるので、リン酸を含有する製剤と配合する場合は注意する。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ニューキノロン系抗菌剤 シプロフロキサシンノルフロキサシントスフロキサシンプルリフロキサシン 等テトラサイクリン系抗生物質 ミノサイクリンドキシサイクリンテトラサイクリン 等エチドロン酸二ナトリウム | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | マグネシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ペニシラミン | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | 同時投与した場合、吸収率が低下するとの報告がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| セフジニル | これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。 | 機序不明 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 塩酸リトドリン | CK(CPK)上昇があらわれることがある。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
| 0.1%未満 | |
| マグネシウム中毒 注) | 多量投与により、中毒を起こし、熱感、血圧降下、中枢神経抑制、呼吸麻痺等の症状があらわれることがある。 |
注)解毒にはカルシウム剤を静注する。
硫酸マグネシウム「ヤクハン」 0.8円/g
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