胃・十二指腸潰瘍、胃炎治療剤
| 一般名 |
L-グルタミン ピペタナート塩酸塩 水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物
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|---|---|
| 製造/販売 | 武田テバファーマ / ファイザー |
| 剤形/規格 |
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緑内障、前立腺肥大による排尿障害、重篤な心疾患又は麻痺性イレウスのある患者[抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある。]
ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠高血圧症候群等)[本剤の甘味剤であるグリチルリチン酸モノカリウムの作用により症状が悪化するおそれがある。]
透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれることがある。]
下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎
通常成人1回1gを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
視調節障害、眠気を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。
前立腺肥大のある患者[抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある。]
甲状腺機能亢進症、うっ血性心不全、不整脈のある患者[抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある。]
潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれることがある。]
高温環境にある患者[抗コリン作用が強くあらわれるおそれがある。]
腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。]
心機能障害、肺機能障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
便秘のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
低クロル性アルカローシス等の電解質失調のある患者[本剤の甘味剤であるグリチルリチン酸モノカリウムの作用により症状が悪化するおそれがある。]
安定性試験結果の概要
長期保存試験(3年2ヵ月)の結果、エピサネートG配合顆粒は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された
本剤の水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物は、吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇により、併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系(ピリドンカルボン酸系)抗菌剤、イソニアジド、ジギタリス製剤、フェニトイン、フェノチアジン誘導体、β-遮断剤、非ステロイド系薬剤等 | 同時に服用することにより、これらの併用薬剤の作用を減弱させる可能性がある。 | 水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物により、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| キニジン等 | 本剤の投与により、併用薬剤の排泄が遅延する可能性がある。 | 本剤投与による尿のpH上昇による。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、MAO阻害剤 | 抗コリン作用に基づく副作用があらわれるおそれがある。 | 抗コリン作用が増強されるおそれがある。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した。(再審査対象外)
(頻度不明)
長期連用により低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
また、低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれるおそれがある。
| 5%以上又は頻度不明 | 0.1%〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| 眼 | 視調節障害、眼内圧亢進、散瞳等 | ||
| 精神神経系 | 頭痛・頭重、眩暈、眠気等 | ||
| 消化器 | 口渇 | 悪心・嘔吐、腹部膨満・不快感、食欲不振、胸やけ、便秘、胃酸の反動性分泌等 | |
| 循環器 | 心悸亢進等 | ||
| 過敏症 注) | 発疹等の過敏症状 | ||
| 泌尿器 | 排尿障害 | ||
| その他 | 倦怠感、脱力感、顔面紅潮、熱感 |
注)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
エピサネートG配合顆粒 7.2円/g
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