エテンザミド「イワキ」

解熱鎮痛剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 エテンザミド
製造/販売 岩城製薬
剤形/規格
  • エテンザミド「イワキ」

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禁忌

  • 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]

  • 重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を悪化させるおそれがある。]

  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]

  • 重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある。]

  • 重篤な心機能不全のある患者[心機能を悪化させるおそれがある。]

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤喘息発作を誘発するおそれがある。]

効能・効果

  • 解熱鎮痛剤の調剤に用いる。

用法・容量

  • 解熱鎮痛剤の調剤に用いる。

注意事項

重要な基本的注意

  • サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告があるので、本剤を15才未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。[ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST(GOT)・ALT(GPT)・LDH・CK(CPK)の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。]

  • 解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意すること。

  • 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。

    • 疼痛、発熱の程度を考慮し投与すること。

    • 原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。

    • 原因療法があればこれを行うこと。

  • 患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。

  • 感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。

  • 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。

  • 高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

慎重投与

  • 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させるおそれがある。]

  • 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]

  • 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある。]

  • 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]

  • 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]

  • 心機能異常のある患者[心機能を悪化させるおそれがある。]

  • 過敏症の既往歴のある患者

  • 気管支喘息のある患者[アスピリン喘息を誘発するおそれがある。]

  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

その他の注意

  • 非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において一時的な不妊が認められたとの報告がある。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)の作用を増強するおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 本剤がワルファリンの血漿蛋白結合と競合し、遊離型ワルファリンが増加するためと考えられる。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
リチウム製剤 炭酸リチウム 血中リチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を起こすおそれがあるので血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。 明らかにされていないが、本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、炭酸リチウムの腎排泄が減少し血中濃度が上昇するためと考えられる。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
チアジド系利尿薬 ヒドロフルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等 これら利尿薬の利尿・降圧作用を減弱するおそれがある。 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、水、ナトリウムの排泄を減少させるためと考えられる。

副作用

その他の副作用

5%以上又は頻度不明 0.1%〜5%未満
長期・大量投与 注1) 過呼吸、貧血、腎障害、肝障害
過敏症 注2) 発疹、浮腫、喘息発作等
精神神経系 注2) 耳鳴、難聴、めまい等
血液 注3) 血小板機能低下(出血時間の延長)
消化器 食欲不振、胸やけ、胃痛、悪心・嘔吐等 消化管潰瘍の悪化
  • 注1)観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

  • 注2)減量又は投与を中止すること。

  • 注3)慎重に投与すること。

薬価

エテンザミド「イワキ」 7.2円/g

評価サマリー

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