バンコマイシン眼軟膏1%

グリコペプチド系抗生物質製剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 バンコマイシン塩酸塩
製造/販売 東亜薬品
剤形/規格
  • バンコマイシン眼軟膏1%

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

警告

  • 本剤の耐性菌の発現を防ぐため、「5.効能・効果に関連する注意」、「7.用法・用量に関連する注意」、「8.重要な基本的注意」の項を熟読の上、適正使用に努めること。

禁忌

  • 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者

効能・効果

  • <適応菌種>

    • バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、メチシリン耐性表皮ブドウ球菌(MRSE)

  • <適応症>

    • 既存治療で効果不十分な下記疾患

      • 結膜炎、眼瞼炎、瞼板腺炎、涙嚢炎

用法・容量

  • 通常、適量を1日4回塗布する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で投与すること。

慎重投与

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

  • 9.6 授乳婦

    • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。静脈内投与により、ヒト母乳中への移行が認められている。

  • 9.7 小児等

    • 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤交付時の注意

    • 患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。

      • ・薬剤汚染防止のため、塗布するとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。

      • ・患眼を開瞼して結膜嚢内に塗布し、閉瞼して軟膏が全体に広がった後、開瞼すること。

      • ・軟膏が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。

      • ・他の点眼剤を併用する場合には、本剤を最後に塗布すること。その際、少なくとも5分以上間隔をあけること。

  • 14.2 薬剤投与時の注意

    • 眼科用にのみ使用すること。

相互作用

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    • ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、浮腫等)を起こすことがある。

  • 11.1.2 角膜障害(頻度不明)

    • びらん等の角膜上皮障害が発現することがある。

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上 0.1〜5%未満 頻度不明
眼瞼浮腫、結膜充血 眼の異常感、そう痒感、分泌物増加 眼瞼発赤
その他 顔面腫脹 創傷治癒の遅延

薬価

バンコマイシン眼軟膏1% 4274.7円/g

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"8508"} false