本剤の成分又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し,過敏症の既往歴のある患者
歯科領域における表面麻酔
通常成人には,薬液を浸漬したスポンジ1枚を取り出し局所に塗布する。使用後のスポンジは捨てる。
なお,年齢,部位,症状により適宜増減する。
まれにショック様症状を起こすことがあるので,局所麻酔剤の使用に際しては,常時,直ちに救急処置のとれる準備が望ましい。
本剤の投与に際し,その副作用を完全に防止する方法はないが,ショック様症状をできるだけ避けるために,次の諸点に留意すること。
患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
できるだけ必要最少量にとどめること。
歯科用にのみ使用すること。
<貯法>
エタノールの蒸発を防ぐため,密栓して室温保存すること。
ショック(頻度不明)
ショックがあらわれることがあるので,観察を十分に行い,血圧降下,顔面蒼白,脈拍の異常,呼吸抑制等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
中枢神経(頻度不明)
振戦,痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,直ちに投与を中止し,ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 中枢神経 注) | 眠気,不安,興奮,霧視,眩暈,悪心・嘔吐等 |
| 過敏症 | 蕁麻疹等の皮膚症状,浮腫等 |
| 粘膜 | 歯肉粘膜に一過性の軽いカタル性症状 |
注)観察を十分に行い,ショックあるいは中毒への移行に注意し,必要に応じて適切な処置を行うこと。
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