本剤の成分又は類似化合物に対し過敏性の既往歴のある患者
緑内障の患者〔抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。〕
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者〔抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれ、症状が増悪するおそれがある。〕
低出生体重児・新生児〔中枢神経系興奮など抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣等の重篤な反応があらわれるおそれがある。〕
じん麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱
皮膚疾患に伴う
ヒスタール散1%
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
眼内圧亢進のある患者〔抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。〕
甲状腺機能亢進症の患者〔抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。〕
狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者〔抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下がおこり、症状が増悪するおそれがある。〕
循環器系疾患のある患者〔抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。〕
高血圧症の患者〔抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤アルコールMAO阻害剤抗コリン作用を有する薬剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること | 本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ドロキシドパノルアドレナリン | 併用により血圧の異常上昇を来すおそれがある | 本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
ショック(頻度不明)
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
痙攣、錯乱(頻度不明)
痙攣、錯乱があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常があらわれた場合には、減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症
再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
| 頻度不明 | |
| 過敏症注1) | 発疹、光線過敏症等 |
| 精神神経系 | 鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視等 |
| 消化器 | 口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢等 |
| 泌尿器 | 頻尿、排尿困難、尿閉等 |
| 循環器注2) | 低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮 |
| 呼吸器 | 鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉等 |
| 血液注1) | 溶血性貧血、血小板減少 |
| 肝臓 | 肝機能障害〔AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-Pの上昇等〕 |
| その他 | 悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常 |
注1)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
注2)症状があらわれた場合には減量又は休薬等適切な処置を行うこと。
ヒスタール散1% 7.2円/g
ヒスタール錠4mg 8.5円/錠
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