2.1 本剤の成分、フェノチアジン系化合物又はその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 昏睡状態の患者又はバルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[本剤は中枢神経抑制作用を有するため、呼吸抑制等があらわれるおそれがある。]
2.3 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
2.4 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用を有するため、排尿障害等があらわれるおそれがある。]
○皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、中毒疹、咬刺症)
○じん麻疹
○感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
○アレルギー性鼻炎
アリメマジン酒石酸塩として、通常成人1回2.5mg(5mL)を1日3〜4回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
就寝時の頓用には5mg(10mL)を経口投与する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 開放隅角緑内障の患者
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
9.3 肝機能障害患者
他のフェノチアジン系化合物で肝障害の報告がある。
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。[7.参照]
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤バルビツール酸誘導体、ベンゾジアゼピン誘導体等アルコール | 中枢神経抑制作用を増強する。用量を調節するなど注意する。 | 相互に作用を増強すると考えられている。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 降圧剤ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体拮抗剤等 | 降圧作用を増強する。用量を調節するなど注意する。 | 相互に作用を増強すると考えられている。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| アトロピン様作用を有する薬剤 | 抗コリン作用を増強する。用量を調節するなど注意する。 | 相互に作用を増強すると考えられている。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹等 | |
| 血液 | 顆粒球減少等 | |
| 精神神経系 | 眠気、めまい、倦怠感、頭痛 | |
| 消化器 | 口渇 |
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