人工腎臓用透析液
一般名 |
ブドウ糖 塩化カリウム 塩化カルシウム水和物 塩化ナトリウム 塩化マグネシウム 炭酸水素ナトリウム 無水酢酸ナトリウム
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製造/販売 | エイワイファーマ / 陽進堂 |
剤形/規格 |
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慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として、活性型ビタミンD
3剤やカルシウム剤の投与などによる高カルシウム血症の場合であって、以下の要因を持つものに用いる。
○無糖の透析液では、血糖値管理の困難な場合
○カリウム、マグネシウムの高い透析液では、高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合
用時、本剤のB剤1包を精製水に溶かして11.5Lの水溶液(B液)とする。B液1容に対し水26容を加えて希釈し、この希釈液34容に対してA剤1容を加えて希釈して用いる。
用量は、透析時間により異なるが、通常、灌流液として150〜300Lを用いる。
本剤の使用に際しては、定期的に血液検査(電解質、酸・塩基平衡、BUN、クレアチニン、尿酸、血糖等)を行うことが望ましい。[5.1参照]
長期使用する場合には、骨代謝異常があらわれることがあるので、定期的に臨床検査(生化学検査、X線検査等)を行い、活性型ビタミンD
3製剤投与等の適切な処置を行うこと。[5.1参照]
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 高度の肝障害又は重症糖尿病等による酢酸代謝障害のある患者
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
9.1.2 アルミニウム骨症の患者
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度3.0mEq/L以上の透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤調製時の注意
透析用水の水質は、(一社)日本透析医学会が定める最新の透析液水質基準を参照すること。
調製時には、以下の点に注意すること。
・A剤(電解質・ブドウ糖溶液)及びB剤(炭酸水素ナトリウム)は、各々単独では使用しないこと。
・A剤とB剤は、直接混合し溶解しないこと。
・A剤及び溶解したB剤(B液)は、濃厚液の状態で混合しないこと。
定められた希釈液として調製すること。希釈濃度が不正確な場合は、以下のような症状を起こすことがあるので注意すること。
・濃度が高すぎた場合:意識障害、血圧上昇、動悸、頭痛
・濃度が低すぎた場合:意識障害、急激な血圧低下、胸内苦悶、全身倦怠、四肢のしびれ感
使用前に透析液の電解質濃度を測定し、それらが適正であることを確認すること。
透析液の浸透圧比が0.9〜1.1の範囲にあることを確認すること。
浸透圧比は生理食塩液の浸透圧に対する透析液の浸透圧測定値の比より求める。
透析液のpHは透析用水等の影響で若干の変動があり得るので、使用前にpH7.2〜7.4の範囲内にあることを確認すること。
本剤は用時調製用の製剤であり、希釈調製後の透析液は速やかに使用すること。
残液は使用しないこと。
14.2 薬剤使用時の注意
本剤は注射又は腹膜灌流に用いないこと。
血清浸透圧と透析液浸透圧とのバランスを保つこと。
透析液中の沈殿の有無を透析器前の透析液回路で確認し、沈殿を生じた透析液は使用しないこと。
液漏れ又は粉漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
以下の場合は使用しないこと。
・A剤容器表面(口部等)に結晶が認められる場合
・A剤容器から薬液が漏れている場合やB剤袋から粉末が漏れている場合
・A剤に変色が認められる場合
・A剤容器のキャップ開封時にリングが外れている場合
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ジギタリス強心配糖体ジゴキシンメチルジゴキシン等 | ジギタリス中毒を起こすおそれがある。 | 本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。 |
次の副作用や透析療法により次の症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
循環器系 | 血圧低下 | ショック、血圧上昇 |
代謝・電解質異常 | 低カルシウム血症、低血糖 | 高血糖、骨粗鬆症、骨軟化症、線維性骨炎、異所性石灰沈着症 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | |
その他 | 不均衡症候群(意識混濁、痙攣、悪心、嘔吐、頭痛、不快・倦怠等) |
AK−ソリタ透析剤・FP 2252円/瓶
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