消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]
重篤な血液の異常のある患者[血液異常を悪化させるおそれがある。]
重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある。]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
本剤の成分に対し過敏症の患者
下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性関節症、会陰裂傷
手術後並びに外傷後の消炎・鎮痛
ペントイル錠100mg
通常成人には1回2錠、1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。
慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を使用する場合には、次の事項を考慮すること。
長期投与する場合には、定期的に臨床検査(尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。また異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を講ずること。
薬物療法以外の療法も考慮すること。
術後又は外傷後に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
疼痛の程度を考慮し、投与すること。
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症を合併している患者に対し用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
高齢者及び小児には、副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。
消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍が再発するおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
高齢者(「4.高齢者への投与」の項参照)
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、さらには穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
総症例13,475例中、509例(3.78%)に副作用が認められ、主な副作用は胃部不快感221件(1.64%)、食欲不振94件(0.70%)、悪心・嘔吐90件(0.67%)、胃痛63件(0.47%)、胸やけ54件(0.40%)、発疹24件(0.18%)等であった。(再審査終了時)
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| 消化器 | 胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、下痢等 | 口渇、口内のあれ、便秘、舌あれ、口内炎、心窩部痛等 |
| 肝臓 注1) | AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等 | |
| 過敏症 注2) | 発疹 |
|
| 精神神経系 | 眠気、頭痛、めまい、ふらつき等 | |
| 循環器 | 心悸亢進、胸痛等 |
注1)異常が認められた場合には投与を中止すること。
注2)このような場合には投与を中止すること。
ペントイル錠100mg 7.8円/錠
ペントイル錠200mg 12.5円/錠
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。