アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者[症状を悪化させるおそれがある]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
骨粗鬆症
下記疾患による著しい消耗状態
慢性腎疾患、悪性腫瘍、手術後、外傷、熱傷
下記疾患による骨髄の消耗状態
再生不良性貧血
メテノロンエナント酸エステルとして、通常、成人1回100mgを1〜2週間ごとに筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
男性に投与する場合は、定期的に前立腺の検査を行うこと。
女性に投与する場合は、変声の可能性のあることを告げておくこと。
前立腺肥大のある患者[症状を悪化させるおそれがある]
心疾患・腎疾患のある患者[ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある]
肝疾患のある患者[症状を悪化させることがある]
癌の骨転移のある患者[高カルシウム血症があらわれるおそれがある]
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)
糖尿病の患者[耐糖能の低下がみられることがある]
投与経路
筋肉内注射にのみ使用すること。
開封時
アンプルカット時には異物混入を避けるためエタノール綿等で清拭しカットすること。
投与時
筋肉内注射にあたっては、組織、神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
同一部位への反復注射は行わないこと。特に新生児、乳児、幼児、小児には注意すること。
神経走行部位を避けること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
蛋白同化ステロイド剤を長期大量に投与された再生不良性貧血の患者等に肝腫瘍の発生が観察されたとの報告がある。
アンプルは「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマーク(白)の反対方向に折り取ること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 副腎皮質ホルモン剤 | 耐糖能の低下がみられることがある。観察を十分に行い慎重に投与すること。 | 機序は不明 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クマリン系抗凝血剤 (ワルファリンカリウム等) | これらの作用を増強することがある。観察を十分に行い慎重に投与すること。 | 機序は不明 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
下記の副作用があらわれることがあるので、このような場合には適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 注2) | 過敏症状 |
| 肝臓 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇 |
| 胃腸 | 悪心、嘔吐 |
|
その他
| 嗄声(進行すると回復困難な場合がある。通常、月経異常が先発する例が多いとの報告がある。)、多毛、 |
|
その他
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|
注2)投与を中止すること。
プリモボラン・デポー筋注100mg 664円/管
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