本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧を上昇させるおそれがある。〕
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者〔抗コリン作用により排尿困難、尿閉等があらわれるおそれがある。〕
皮膚疾患に伴う
通常成人1回1〜2管(ジフェニルピラリン塩酸塩として2〜4mg)を1日1〜2回皮下又は筋肉内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように十分注意すること。
筋肉内注射時
筋肉内に投与する場合は、組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に注意すること。
同一部位への反復注射は避けること。
なお、新生児、低出生体重児、乳児、小児には特に注意すること。
神経走行部位を避けるよう注意すること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流を見た場合には、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
アンプルカット時
本品はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤バルビツール酸誘導体、フェノチアジン誘導体等アルコール | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は減量するなど慎重に投与すること。 | 本剤の中枢抑制作用により作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 | 相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は減量するなど慎重に投与すること。 | 本剤の解毒機構に干渉し作用を遷延化し増強する。 |
本剤の皮下注の総症例249例中、11例(4.42%)の副作用が報告されている。(再評価結果時)
(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック(意識消失、血圧低下等)、アナフィラキシー様症状(発汗、嘔吐、顔面蒼白、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 注) | 発疹 | |
| 泌尿器 | 排尿困難 | |
| 精神神経系 | 眠気、頭痛 | めまい、 |
| 消化器 | 口渇、悪心・嘔吐、下痢、便秘 | |
| 呼吸器 | 喀痰喀出困難 |
注)このような場合には投与を中止すること。
ハイスタミン注2mg 64円/管
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