シアン及びシアン化合物による中毒
ヒ素剤による中毒
チオ硫酸ナトリウム水和物として、通常、成人1日1〜2gを静脈内注射する。
シアン及びシアン化合物中毒には、通常、成人1回12.5〜25gを静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ヒドロキソコバラミンとの併用による有効性及び安全性は確立していない。
静脈内投与時
本剤の投与にあたっては注射の速度をできるだけ遅くすること。ヒドロキソコバラミンとの化学的配合変化が認められるので、同じ静脈ラインでの同時投与は避けること。
アンプルカット時
本剤はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してから、カットすることが望ましい。
連用した場合に効果が漸次低下する傾向があるので、本剤の投与が7〜10回に達したら適宜休薬することが望ましい。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ヒドロキソコバラミン | ヒドロキソコバラミンを同時に投与すると、解毒作用が抑制することが考えられるため、同時に投与しないこと。 | チオ硫酸−コバラミン化合物の形成が起こる。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。(再審査対象外)
過敏症(頻度不明)
過敏症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
デトキソール静注液2g 483円/管
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