緑内障のある患者[抗コリン作用により房水通路が狭くなり眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがある。]
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を悪化させるおそれがある。]
じん麻疹
皮膚疾患に伴う
ジフェンヒドラミン塩酸塩として、通常成人1回10〜30mgを皮下又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
筋肉内注射は、やむを得ない場合にのみ必要最小限に行うこと。
なお、特に同一部位への反復注射は行わないこと。
また、低出生体重児・新生児・乳児・幼児・小児には特に注意すること。
神経走行部を避けるよう注意すること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
本剤はワンポイントアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭し、カットすることが望ましい。
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(遮光保存、3年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、10mgレスミン注射液及び30mgレスミン注射液の遮光保存における3年間の安定性が確認された。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| アルコール | 中枢神経抑制作用が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤(催眠・鎮静剤・抗不安剤等) | 中枢神経抑制作用が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| MAO阻害剤 | 中枢神経抑制作用が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、硫酸アトロピン等) | 抗コリン作用(口渇、便秘、尿閉、麻痺性イレウス等)が増強することがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹等 |
| 循環器 | 動悸等 |
| 精神神経系 | めまい、倦怠感、神経過敏、頭痛、眠気等 |
| 消化器 | 口渇、悪心・嘔吐、下痢等 |
10mgレスミン注射液
30mgレスミン注射液
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