本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
エルゴタミン酒石酸塩を含有する製剤又はジヒドロエルゴタミンメシル酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
<適応菌種>
ジョサマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ属
<適応症>
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、猩紅熱
通常、幼小児には、1日量体重1kg当りジョサマイシンとして30mg(力価)を3〜4回に分けて経口投与する。ただし、症状により適宜増減する。
シロップ剤の標準調製法は次のとおりである。
| ドライシロップの量 | 加える水の量 | シロップのでき上がり量 | シロップ1mL中の含量 |
| 3g | 8mL | 10mL | 30mg(力価) |
| 4g | 7.5mL | 10mL | 40mg(力価) |
他のマクロライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
肝障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。]
調製時
シロップ調製後は冷所に保存し、できるだけ速やかに使用すること。
服用時
軽く振盪してから服用するよう指示すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| エルゴタミン酒石酸塩を含有する製剤(クリアミン)ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット) | これらの薬剤の作用を増強させ、四肢の虚血を起こすおそれがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 免疫抑制剤シクロスポリン等 | これらの薬剤の作用を増強させ、腎障害等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| トリアゾラム | この薬剤の作用を増強させ、傾眠等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ブロモクリプチンメシル酸塩 | この薬剤の作用を増強させ、嗜眠、眩暈、運動失調等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
承認時及び承認後の全調査症例8,235例中、本剤との関連が疑われる副作用発現症例数は、176例(2.1%)であった。その主なものは、下痢・軟便、食欲減退、悪心、嘔吐等であった。(1978年9月までの集計)
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎(頻度不明)
外国で偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれたとの報告がある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 注) | 発疹 | ||
| 肝臓 | 肝機能異常 | 黄疸 | |
| 消化器 | 食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、下痢 | ||
| その他 | 顔面浮腫 |
注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
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