本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
卵白アレルギーのある患者[本剤の成分は卵白由来の蛋白質で、卵白アレルギーを有する患者においてアナフィラキシー・ショックを含む過敏症状の報告がある。]
通常、下記の1日量を3回に分けて経口投与する。
2歳未満
3〜6mL[リゾチーム塩酸塩として15〜30mg(力価)]
2〜6歳
6〜8mL[リゾチーム塩酸塩として30〜40mg(力価)]
7〜14歳
8〜12mL[リゾチーム塩酸塩として40〜60mg(力価)]
なお、症状により適宜増減する。
本剤の体内での作用機序はなお解明されない点も多く、また、用量・効果の関係も必ずしも明らかにされていない。したがって漫然と投与すべきではない。
乳児において、本剤初回服用時にショック等のアナフィラキシー反応があらわれたとの報告があるので、患者の保護者に対して潮紅、蕁麻疹、顔面浮腫、呼吸困難等の症状について十分説明し、それらの症状があらわれた場合には、服用を中止させ、直ちに受診するよう指導する。
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギー等のアレルギー性素因のある患者[アレルギー性素因のある患者は薬剤を含む各種アレルゲンに対して感作を受けやすく、アナフィラキシー様反応を起こす可能性がある。]
両親兄弟等がアレルギー症状の既往歴のある患者[アレルギー性素因が遺伝し、アレルギー症状を起こす可能性がある。]
レフトーゼシロップ0.5%投与総症例770例中、副作用発現例は14例(1.82%)であり、そのほとんどが消化器症状(1.56%)で、発疹が1例(0.13%)にみられた。
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、四肢冷感、血圧低下、チアノーゼ、意識喪失、潮紅、蕁麻疹、顔面浮腫、喉頭浮腫、呼吸困難等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症注) | − | 発疹・発赤 | − |
| 消化器 | 下痢 | 悪心・嘔吐 | 口内炎、食欲不振、胃部不快感 |
| 肝臓 | − | − | 肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇等) |
| その他 | − | − | めまい |
注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
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