糖尿病性末梢神経障害に伴う自覚症状(しびれ感、疼痛)、振動覚異常、心拍変動異常の改善(糖化ヘモグロビンが高値を示す場合)
通常、成人にはエパルレスタットとして1回50mgを1日3回毎食前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
本剤の投与により、黄褐色又は赤色の着色尿があらわれることがある。本剤及び代謝物の影響による。[12.参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
11.1.1 血小板減少(頻度不明)
11.1.2 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全
劇症肝炎(頻度不明)、著しいAST・ALTの上昇等を伴う肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(頻度不明)、肝不全(頻度不明)があらわれることがある。
注)発現頻度は使用成績調査を含む。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
| 0.1〜0.5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | − | 発疹、そう痒、紅斑、水疱等 | − |
| 肝臓 | AST・ALT・γ-GTPの上昇等 | ビリルビン上昇 | − |
| 消化器 | 腹痛、嘔気 | 嘔吐、下痢、食欲不振、腹部膨満感、便秘 | 胸やけ |
| 腎臓 | − | BUN上昇、クレアチニン上昇 | 尿量減少、頻尿 |
| 血液 | − | 貧血、白血球減少 | − |
| その他 | − | 倦怠感、めまい、頭痛、こわばり、脱力感、四肢疼痛、胸部不快感、動悸、浮腫、ほてり | しびれ、脱毛、紫斑、CK上昇、発熱 |
注)発現頻度は使用成績調査を含む。
キネダック錠50mg 28.2円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/31 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり