アデホス−Lコーワ注10mg 他

代謝賦活剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物
製造/販売 興和
剤形/規格
  • アデホス−Lコーワ...
  • アデホス−Lコーワ...
  • アデホス−Lコーワ...

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

禁忌

  • 脳出血直後の患者〔脳血管拡張により、再出血するおそれがある。〕

効能・効果

  • 下記疾患に伴う諸症状の改善

    • 頭部外傷後遺症

  • 心不全

  • 筋ジストロフィー症及びその類縁疾患

  • 急性灰白髄炎

  • 脳性小児麻痺(弛緩型)

  • 進行性脊髄性筋萎縮症及びその類似疾患

  • 調節性眼精疲労における調節機能の安定化

  • 耳鳴・難聴

  • 消化管機能低下のみられる慢性胃炎

  • 慢性肝疾患における肝機能の改善

用法・容量

  • 静注の場合

    • アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、通常1回5〜40mgを1日1〜2回、等張ないし高張ブドウ糖注射液に溶解して、徐々に静脈内注射する。

  • 点滴静注の場合

    • アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、通常1回40〜80mgを1日1回、5%ブドウ糖注射液200〜500mLに溶解し、30〜60分かけて点滴静脈内注射する。

注意事項

適用上の注意

  • ゆっくり(10mgを1〜2分で)静脈内に投与すること。(急速に投与すると、一過性の胸内苦悶、悪心、頭痛、顔面潮紅、咳、吃逆、発熱等があらわれることがある。)

  • 本品は「一点カットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマークの反対方向に折り取ること。

その他の注意

  • 本剤を急速静注した場合に気管支痙攣を誘発したとの報告がある。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジピリダモール ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 総症例1860例中副作用が報告されたのは76例(4.1%)であり、頭痛、悪心・嘔吐などであった。また臨床検査値には一定の変動は認められなかった。(第1次再評価時の文献調査による集計)

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • ショック様症状(0.1%未満)があらわれることがあるので胸内苦悶、悪心、顔面潮紅、咳、吃逆、熱感等があらわれた場合には投与を中止すること。

その他の副作用

頻度不明
消化器 悪心・嘔吐、食欲不振
循環器 一過性の心悸亢進
精神神経系 頭痛

薬価

アデホス−Lコーワ注10mg 68円/管
アデホス−Lコーワ注20mg 69円/管
アデホス−Lコーワ注40mg 70円/管

評価サマリー

もっとも参考になった評価コメント

使いやすさ

投稿日: 2015/03/31 参考率: 100%(2人/2人)

麻酔科/60代/処方経験あり

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"3929"} false