遺伝性血管性浮腫(HAE)急性発作治療用血漿カリクレイン阻害薬
| 一般名 |
セベトラルスタット
|
|---|---|
| 製造/販売 | KalVista Pharmaceuticals Japan |
| 剤形/規格 |
|
2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類 C)の患者[9.3.1参照]
遺伝性血管性浮腫の急性発作
通常、成人及び12歳以上の小児にはセベトラルスタットとして1回300mgを経口投与する。効果が不十分な場合又は症状が再発した場合は、2時間以上の間隔をおいて1回300mgを追加投与することができる。ただし、24時間あたりの投与回数は2回までとする。
8.1 遺伝性血管性浮腫発作が喉頭に発現した場合、本剤の投与を行った後、直ちに医療機関を受診するよう患者又はその保護者に指導すること
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重度の肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類 C)
投与しないこと。重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。
本剤は主に肝代謝によって消失するため、重度の肝機能障害は血中濃度を上昇させる可能性がある。[2.2参照]
9.3.2 中等度の肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類 B)
本剤の血中濃度が上昇する可能性があり、強力なCYP3A4阻害剤を併用した場合、QT延長が生じるリスクがある。[7.、10.2、16.6.1、16.7.1参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、投与後24時間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
本剤600mg/kg/日(臨床最大用量のCmax又はAUCに比してそれぞれ26倍又は105倍)を妊娠ラットに投与したとき、胚・胎児の喪失と奇形(口蓋裂、不完全心室中隔等)が認められたが、300mg/kg/日(臨床最大用量のCmax又はAUCに比しそれぞれ7.7倍又は26倍)では胎児への発育の影響は認められなかった
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
動物試験(ラット)で本薬及びその代謝物の乳汁中への移行が認められている
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児、12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 本剤は食事の有無にかかわらず投与できる
14.1.2 ブリスターシートから取り出して服用するよう指導すること。シートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
海外臨床試験において、治療用量の10倍量であり、1日最大用量の5倍量のセベトラルスタット3,000mgを単回経口投与した際に、投与5時間後にQT延長(10.4msec)の可能性が認められている
15.2 非臨床試験に基づく情報
ラットのがん原性試験で下垂体腺腫、精巣間細胞腫、卵巣顆粒膜細胞腫、肝細胞腺腫、甲状腺濾胞上皮細胞腺腫の発生率の増加が認められた
本剤は主としてCYP3A4で代謝される。[16.4参照]
また本剤はP-糖蛋白質(P-gp)及び乳癌耐性タンパク質(BCRP)の基質である。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強いCYP3A4阻害剤(イトラコナゾール等)[7.、9.3.2、16.6.1、16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。中等度の肝機能障害患者が強力なCYP3A4阻害剤を併用している場合、本剤の血中濃度が上昇しQT延長が生じるリスクがあることから、これらの薬剤との併用は避け、CYP3A4阻害作用のない又は中程度以下の他の薬剤への変更を考慮すること。 | CYP3A4による本剤の代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中程度のCYP3A4阻害剤(ベラパミル等)[16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。 | CYP3A4による本剤の代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強い又は中程度のCYP3A4誘導剤(フェニトイン、エファビレンツ等)[16.7.4、16.7.5参照] | 本剤の効果が減弱する可能性があるので、これらの薬剤は誘導作用のない又は弱い他の類薬に変更する等を考慮すること。 | CYP3A4による本剤の代謝が促進されることにより、本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 弱いCYP3A4誘導剤(モダフィニル等)[16.7.6参照] | 本剤の血中濃度が低下したとの報告がある。 | CYP3A4による本剤の代謝が促進されることにより、本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| P-gp阻害剤(キニジン等)[16.7.7参照] | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。 | 本剤はP-gpの基質であり、P-gp阻害作用により本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| BCRP阻害剤(エルトロンボパグオラミン等)[16.7.8参照] | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。 | 本剤はBCRPの基質であり、BCRP阻害作用により本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 1%以上 | |
| 精神神経系 | 頭痛 |
| 消化器 | 消化不良 |
| その他 | 疲労 |
エクテリー錠300mg
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。