メラトベル顆粒小児用0.2% 他

メラトニン受容体作動性入眠改善剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 メラトニン
製造/販売 ノーベルファーマ
剤形/規格
  • メラトベル顆粒小児...
  • メラトベル錠小児用1mg
  • メラトベル錠小児用2mg

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禁忌

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  • 2.2 フルボキサミンマレイン酸塩を投与中の患者[10.1、16.7.1参照]

効能・効果

  • 小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善

用法・容量

  • 通常、小児にはメラトニンとして1日1回1mgを就寝前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回4mgを超えないこと。

注意事項

重要な基本的注意

  • 8.1 本剤の連用中における投与中止により、神経発達症に伴う諸症状又は睡眠障害の悪化があらわれることがあるので、投与を中止する際には患者の状態を慎重に観察すること。

  • 8.2 投与開始3ヵ月後を目途に入眠困難に対する有効性及び安全性を評価し、有効性を認めない場合には投与中止を考慮し、漫然と投与しないこと。また、その後も定期的に本剤の有効性及び安全性を評価した上で、投与継続の必要性について検討すること。[17.1.1、17.1.2参照]

  • 8.3 眠気、めまい等があらわれることがあるので、患者又は保護者等に対し、機械操作などを行う際には十分に注意を与えること。ただし、危険を伴う機械操作に従事する高年齢の小児に対しては、本剤投与中には当該操作を行わないように十分に注意を与えること。

慎重投与

  • 9.2 腎機能障害患者

    • 腎機能障害患者では、腎機能正常者とは異なる内因性メラトニンの濃度推移が報告されていることから、本剤の効果が減弱する可能性がある。なお、腎機能障害患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[16.6.1参照]

  • 9.3 肝機能障害患者

    • 本剤の血中濃度が上昇し、作用が強くあらわれるおそれがある。また、肝機能障害患者では、肝機能正常者とは異なる内因性メラトニンの濃度推移が報告されていることから、本剤の効果が減弱する可能性がある。なお、肝機能障害患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[16.6.2参照]

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ)で胎児の体重低値が、動物実験(ラット)で出生児の体重低値及び体重増加抑制傾向が認められている

  • 9.6 授乳婦

    • 本剤投与中は治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で本剤の乳汁移行が認められている

  • 9.7 小児等

    • 低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした有効性及び安全性を評価する臨床試験は実施していない。[5.3参照]

適用上の注意

  • 14.1 薬剤交付時の注意

    • <錠>

      • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他の注意

  • 15.1 臨床使用に基づく情報

    • 海外における健康成人を対象とした臨床研究において、メラトニン投与によりプロラクチンが増加したとの報告がある

取扱上の注意

  • <顆粒>

    • 20.1 ボトル包装品を分包した場合は、遮光して保存すること。

  • <錠>

    • 20.2 PTPシートから取り出した後は、遮光して保存すること。

相互作用

相互作用序文

  • 本剤は主としてCYP1A2により代謝される。その他、CYP1A1、CYP1B1及びCYP2C19が代謝に関与している。[16.4参照]

薬物代謝酵素用語

CYP1A2

薬物代謝酵素用語

CYP1A1

薬物代謝酵素用語

CYP1B1

薬物代謝酵素用語

CYP2C19

併用禁忌

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
フルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス、デプロメール)[2.2、16.7.1参照] 本剤の血中濃度が上昇し、作用が強くあらわれるおそれがある。 本剤の主要代謝酵素CYP1A2及びCYP2C19を強力に阻害し、本剤の代謝が抑制される。

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP1A2阻害剤(キノロン系抗菌薬(シプロフロキサシン)等) 本剤の血中濃度が上昇し、作用が強くあらわれるおそれがある。 本剤の主要代謝酵素CYP1A2を阻害し、本剤の代謝が抑制される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
カフェイン[16.7.2参照] 本剤の血中濃度が上昇し、作用が強くあらわれるおそれがある。 本剤の主要代謝酵素CYP1A2の基質であり、本剤の代謝が抑制される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
喫煙[16.7.3参照] 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 本剤の主要代謝酵素CYP1A2を誘導し、本剤の代謝が促進される。

副作用

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1%以上 0.1〜1%未満
代謝および栄養 高カリウム血症
精神神経系 傾眠(4.2%)、頭痛 易刺激性、ねごと、激越、鎮静、落ち着きのなさ、睡眠障害
呼吸器 いびき
消化器 悪心、腹痛、口内炎
筋・骨格 肩こり
腎・尿路 蛋白尿、血尿
一般・全身 疲労、倦怠感
臨床検査 肝機能検査値上昇 好酸球数増加、尿pH上昇、尿比重増加、尿中ウロビリノーゲン増加、AST増加

薬価

メラトベル顆粒小児用0.2% 207.7円/g
メラトベル錠小児用1mg 103.9円/錠
メラトベル錠小児用2mg 155.9円/錠

評価サマリー

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