ホスホマイシン系抗生物質製剤
| 一般名 |
ホスホマイシンカルシウム水和物
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|---|---|
| 製造/販売 | 日医工 |
| 剤形/規格 |
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<適応菌種>
ホスホマイシンに感性のブドウ球菌属、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、緑膿菌、カンピロバクター属
<適応症>
深在性皮膚感染症、膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎
通常、成人はホスホマイシンとして1日量2〜3g(力価)を3〜4回に分け、小児はホスホマイシンとして1日量40〜120mg(力価)/kgを3〜4回に分け、それぞれ経口投与する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
安定性試験
ホスホマイシンカルシウムカプセル250mg「日医工」は、加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
ホスホマイシンカルシウムカプセル500mg「日医工」は、長期保存試験の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 肝臓注1) | AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDHの上昇等の肝機能異常 |
| 消化器 | 嘔気、腹痛、下痢・軟便、食欲不振、消化不良、胃部不快感、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感、嘔吐等 |
| 腎臓 | 浮腫、BUN上昇等 |
| 皮膚 | 発疹、蕁麻疹、そう痒感等 |
| 血液 | 好酸球増多、血小板減少等 |
| 神経系 | 頭痛、耳鳴、眩暈等 |
| 菌交代症 | 口内炎等 |
| その他 | ほてり、発赤、発熱、心悸亢進、けん怠感等、菌交代により非感受性のクレブシエラ・オキシトカがあらわれることがある。 |
注1)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
ホスホマイシンカルシウムカプセル250mg「日医工」 40.2円/カプセル
ホスホマイシンカルシウムカプセル500mg「日医工」 64.1円/カプセル
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