遺伝性血管性浮腫発作抑制用 血漿カリクレイン阻害剤
| 一般名 |
ラナデルマブ(遺伝子組換え)
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|---|---|
| 製造/販売 | 武田薬品工業 |
| 剤形/規格 |
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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
通常、成人及び12歳以上の小児には、ラナデルマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを2週間隔で皮下注射する。なお、継続的に発作が観察されず、症状が安定している場合には、1回300mgを4週間隔で皮下注射することもできる。
8.1 急性発作の治療を目的に本剤を使用しないことを患者又はその家族に十分に説明し、理解を得た上で使用すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤はサルにおいて胎盤通過が認められている
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒトにおける乳汁への移行は不明であるが、サルで本剤の乳汁移行が認められている
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児を対象とした国内臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結等)には投与しないこと。
14.1.2 投与前に、内容物を目視により確認すること。異物又は変色が認められる場合は、使用しないこと。
14.1.3 腹部、大腿部又は上腕部に、1回の投与でシリンジ内の全量を皮下投与すること。
14.1.4 本剤は1回で全量を使用する製剤であり、再使用しないこと。
15.1 臨床使用に基づく情報
15.1.1 臨床試験において本剤に対する抗体の産生が報告されている。抗体産生を認めた患者の例数は少なく、抗体産生による、薬物動態、薬力学、有効性及び安全性への影響は明らかではない
15.1.2 海外臨床試験において、本剤投与群220例中10例(4.5%)で基準値上限の1.5倍を上回る活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)の延長が認められた。aPTT延長がみられた10例のうち、出血に関連する有害事象は2例に認められた。また、基準値上限の2倍を上回るプロトロンビン時間(国際標準比)の延長は4例(1.8%)に認められた。プロトロンビン時間(国際標準比)の延長がみられた4例のうち、出血に関連する有害事象は1例に認められた
20.1 本剤は遮光する必要があるため、外箱に入れて保存すること。
20.2 凍結を避けて、冷蔵庫(2〜8℃)で保存すること。冷蔵庫から出した後は25℃以下で保存し14日以内に使用すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
| 10%以上 | 5〜10%未満 | 1〜5%未満 | |
| 投与部位 | 注射部位反応(疼痛、紅斑、内出血、不快感、血腫、出血、そう痒感、腫脹、硬結、異常感覚、反応、熱感、浮腫、発疹)(52.4%) | ||
| 過敏症 | そう痒症、不快感、舌のピリピリ感 | ||
| 臨床検査 | ALT増加、AST増加 | ||
| 筋・骨格系 | 筋肉痛 | ||
| 神経系 | 浮動性めまい | ||
| 皮膚 | 斑状丘疹状皮疹 |
タクザイロ皮下注300mgシリンジ 1288729円/筒
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