本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
成人
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う
小児
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚
成人
通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児
通常、7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイド減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと。
本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
腎機能低下患者[高い血中濃度が持続するおそれがある。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
肝機能障害のある患者[肝機能障害が悪化するおそれがある。]
因果関係は明らかではないが、オロパタジン塩酸塩錠投与中に心筋梗塞の発症がみられた症例が報告されている。
安定性試験
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、オロパタジン塩酸塩顆粒0.5%「明治」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(頻度不明)
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
下記のような副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量・休薬等の適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症注) | 紅斑等の発疹、浮腫(顔面・四肢等)、 |
| 精神神経系 | 眠気、倦怠感、口渇、頭痛・頭重感、めまい、しびれ感、集中力低下、不随意運動(顔面・四肢等) |
| 消化器 | 腹部不快感、腹痛、下痢、嘔気、便秘、口内炎・口角炎・舌痛、胸やけ、食欲亢進、嘔吐 |
| 肝臓 | 肝機能異常[AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-P、総ビリルビン上昇] |
| 血液 | 白血球増多・減少、好酸球増多、リンパ球減少、血小板減少 |
| 腎臓・泌尿器 | 尿潜血、BUN上昇、尿蛋白陽性、血中クレアチニン上昇、排尿困難、頻尿 |
| 循環器 | 動悸、血圧上昇 |
| その他 | 血清コレステロール上昇、尿糖陽性、胸部不快感、味覚異常、体重増加、ほてり、月経異常、筋肉痛、関節痛 |
注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
オロパタジン塩酸塩顆粒0.5%「明治」
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