○シアン及びシアン化合物による中毒
○ヒ素剤による中毒
チオ硫酸ナトリウム水和物として、通常、成人1日1〜2gを静脈内注射する。
シアン及びシアン化合物中毒には、通常、成人1回12.5〜25gを静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ヒドロキソコバラミンとの併用による有効性及び安全性は確立していない。
14.1 薬剤投与時の注意
本剤の投与にあたっては注射の速度をできるだけ遅くすること。ヒドロキソコバラミンとの化学的配合変化が認められるので、同じ静脈ラインでの同時投与は避けること。
15.1 臨床使用に基づく情報
連用した場合に効果が漸次低下する傾向があるので、本剤の投与が7〜10回に達したら適宜休薬することが望ましい。
沈殿物を生じたり又は液の混濁を来たしたものは使用しないこと。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ヒドロキソコバラミン | ヒドロキソコバラミンを同時に投与すると、解毒作用が抑制することが考えられるため、同時に投与しないこと。 | チオ硫酸−コバラミン化合物の形成が起こる。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 過敏症状 |
デトキソール静注液2g 412円/瓶
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