バルビツール酸系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
ボリコナゾールを投与中の患者(「3.相互作用」の項参照)
不眠症(他剤が無効な場合)
不安緊張状態の鎮静(他剤が無効な場合)
不眠症の場合
バルビタールとして、通常成人1回0.3〜0.4gを就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
不安緊張状態の鎮静の場合
バルビタールとして、通常成人1日0.6gを2回に分割して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
幼小児・高齢者・虚弱者〔呼吸抑制を起こすことがある。〕(「5.高齢者への投与」の項参照)
頭部外傷後遺症又は進行した動脈硬化症等の脳の器質障害のある患者〔本剤の作用が強くあらわれることがある。〕
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ボリコナゾールブイフェンド | ボリコナゾールの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗不安薬、抗精神病薬、催眠鎮静薬、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、ジスルフィラム、解熱鎮痛剤、クラーレ様物質アルコール | 相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 | 相加的中枢神経抑制作用による。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ドキシサイクリン | ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クマリン系抗凝血剤ワルファリン | クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 利尿剤チアジド系降圧利尿剤等 | 起立性低血圧が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。 | 機序は不明であるが、高用量の本剤は血圧を低下させることがある。 |
注)本剤を減量又は中止する場合には、これらの薬剤の血中濃度の上昇に注意すること。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(頻度不明)
皮膚粘膜眼症候群
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 注1) | 過敏症状 |
| 精神神経系 注2) | 知覚異常、構音障害、精神機能低下、せん妄、昏迷、運動失調 |
| 腎臓・血液 注3) | ヘマトポルフィリン尿、蛋白尿、低カルシウム血症、葉酸代謝異常によると思われる巨赤芽球性貧血 |
| 消化器 | 食欲不振等 |
| その他 | 頭痛、発熱、発疹、めまい、呼吸抑制等 |
注1)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
注2)連用によりあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、減量するなど適切な処置を行うこと。
注3)連用によりあらわれるおそれがあるので、連用に際しては注意すること。
バルビタール「ホエイ」 9.8円/g
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