脊髄小脳変性症における運動失調の改善
通常、成人にはタルチレリン水和物として1回5mg、1日2回(朝、夕)食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
内分泌異常のある患者については臨床症状を観察し、必要に応じて血中ホルモン濃度(TSH、プロラクチン等)を測定することが望ましい。
腎機能障害のある患者〔重度の腎機能障害患者1名で血漿中濃度が約4.2倍上昇したことから、腎機能障害患者に対しては慎重に投与すること。〕
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕
承認時までの臨床試験では694例中、64例(9.22%)82件に副作用が、また、総評価例数659例中、70例(10.6%)122件に臨床検査値異常が認められている。
市販後の使用成績調査では3,152例中、271例(8.60%)363件に臨床検査値異常を含む副作用が認められている。また、特定使用成績調査(長期使用に関する調査)では、2,252例中、107例(4.75%)129件に臨床検査値異常を含む副作用が認められている。(再審査終了時)
なお、次の副作用は上記の試験、調査あるいは自発報告等で認められたものである。
(1%未満)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
発熱、無動緘黙、筋強剛、脱力、頻脈、血圧の変動等を症状とする悪性症候群(1%未満)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、体冷却、水分補給などの適切な処置を行うこと。また、本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇があらわれることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下があらわれることがある。
AST(GOT)、ALT(GPT)、A
-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う
肝機能障害(1%未満)や
黄疸(1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
一過性の血圧低下、意識喪失等のショック様症状があらわれることがある。
下垂体腺腫患者に投与した場合、頭痛、視力・視野障害等を伴う下垂体卒中があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には外科的治療など適切な処置を行うこと。
があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
血液 | 赤血球減少、ヘモグロビン減少 | |
循環器 | 血圧及び脈拍数の変動、動悸 | |
消化器 | 悪心、嘔吐、下痢、食欲不振、胃部不快感、胃炎、腹痛、口渇、便秘 | 舌炎 |
肝臓 | AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、A |
|
腎臓 | BUNの上昇 | |
精神神経系 | 頭痛、めまい、ふらつき、振戦 | しびれ、眠気、頭がボーっとする、不眠 |
過敏症 | 発疹、そう痒 | |
内分泌 | TSHの変動、甲状腺ホルモン(T3、T4)、プロラクチンの上昇 | 女性化乳房 |
その他 | CK(CPK)の上昇、血糖上昇、熱感、倦怠感、頻尿 | 脱毛 |
セレジスト錠5mg 927.2円/錠
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効果の強さ
投稿日: 2014/12/19 参考率: 100%(1人/1人)
内科/60代/処方経験あり