本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
○下記疾患に伴う咳嗽
感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
○気管支造影術および気管支鏡検査時の咳嗽
通常、成人にはデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物として1回15〜30mgを1日1〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
13.1 症状
嘔気、嘔吐、尿閉、運動失調、錯乱、興奮、神経過敏、幻覚、呼吸抑制、嗜眠等を起こすことがある。
13.2 処置
ナロキソンの投与により改善したとの報告がある。
14.1 薬剤交付時の注意
<錠>
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
本剤は、主に肝代謝酵素CYP2D6で代謝される。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 選択的MAO-B阻害剤セレギリン塩酸塩ラサギリンメシル酸塩サフィナミドメシル酸塩 | セロトニン症候群があらわれることがある。 | 本剤及びこれらの薬剤は脳内のセロトニン濃度を上昇させる作用を有するため、併用によりセロトニンの濃度が更に高くなるおそれがある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 薬物代謝酵素(CYP2D6)を阻害する薬剤キニジンアミオダロンテルビナフィン等 | 本剤の血中濃度が上昇することがある。 | これらの薬剤の薬物代謝酵素(CYP2D6)阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| セロトニン作用薬選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)等 | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 | セロトニン作用が増強するおそれがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 呼吸抑制(0.1%未満)
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難、蕁麻疹、血管浮腫等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹 | ||
| 精神神経系 | 眠気、頭痛、眩暈 | 不眠 | 不快 |
| 消化器 | 悪心・嘔吐、便秘 | 食欲不振、口渇、おくび | 腹痛 |
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/12 参考率: 100%(10人/10人)
内科/30代/処方経験あり