アルドステロン症の患者
ミオパチーのある患者
低カリウム血症のある患者
[1.〜3.:これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙
気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等があらわれることがある。]
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれることがある。]
狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者
重症高血圧症の患者
高度の腎障害のある患者
排尿障害のある患者
甲状腺機能亢進症の患者
[5.〜9.:これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
薬の品質を保持するため直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
本品は吸湿し易いので、分包に際しては防湿性に優れた分包フィルムを使用してください。
天然物を成分としていますので、若干色調の異なることがありますが、効果には変わりありません。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| マオウ含有製剤エフェドリン類含有製剤モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤甲状腺製剤チロキシンリオチロニンカテコールアミン製剤アドレナリンイソプレナリンキサンチン系製剤テオフィリンジプロフィリン | 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 交感神経刺激作用が増強されることが考えられる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| カンゾウ含有製剤グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤ループ系利尿剤フロセミドエタクリン酸チアジド系利尿剤トリクロルメチアジド | 偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。(「重大な副作用」の項参照) | グリチルリチン酸及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
間質性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症注) | 発疹、発赤、 |
| 自律神経系 | 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等 |
| 消化器 | 食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等 |
| 泌尿器 | 排尿障害等 |
注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
小青竜湯エキス顆粒T 9.6円/g
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