活性化PI3Kδ症候群治療剤
| 一般名 |
レニオリシブリン酸塩
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|---|---|
| 製造/販売 | オーファンパシフィック |
| 剤形/規格 |
|
2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.4、9.5参照]
活性化PI3Kδ症候群
通常、成人及び4歳以上の小児には、体重に応じレニオリシブとして、以下の1回投与量を1日2回12時間毎を目安に経口投与する。
| 体重 | 1回投与量 |
| 13kg以上19kg未満 | 20mg |
| 19kg以上27kg未満 | 30mg |
| 27kg以上38kg未満 | 40mg |
| 38kg以上45kg未満 | 50mg |
| 45kg以上 | 70mg |
8.1 発熱性好中球減少症、好中球減少症等があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
9.2 腎機能障害患者
腎機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 中等度又は重度の肝機能障害(Child-Pugh分類B又はC)を有する患者
患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[2.2参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験では、妊娠ラットに経口投与した場合、本剤の臨床曝露量注1)の約6倍の曝露量注2)で胎児に無眼球症、小眼球症及び眼窩縮小が認められた。また、妊娠ウサギに経口投与した場合、本剤の臨床曝露量注1)の約2倍の曝露量注3)で胎児に小眼球症及び眼窩縮小が認められた。[2.2参照]
注1)本剤70mgを1日2回経口投与したときの定常状態におけるAUCtauを2倍した値。
注2)妊娠ラットに本剤を120mg/kg/日で経口投与したときの定常状態におけるAUC24h
注3)妊娠ウサギに本剤を100mg/kg/日で経口投与したときの定常状態におけるAUC24h
9.6 授乳婦
本剤投与中及び最終投与後1週間は授乳しないことが望ましい。ヒト乳汁中への本剤の移行、授乳児への影響及び乳汁産生への影響に関するデータはないが、ラットで本剤が乳汁中へ移行することが認められている。
9.7 小児等
4歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に高齢者では、生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
冷蔵を避け室温で保存するよう指導すること。
15.2 非臨床試験に基づく情報
15.2.1 ラットを用いた反復投与毒性試験において、本剤の臨床曝露量の1.7倍の曝露量で精巣精上皮減少が認められた。幼若ラットを用いた反復投与毒性試験において、本剤の臨床曝露量の1倍の曝露量で精母細胞及び円形精子細胞減少並びに精子数低値が認められた
レニオリシブは主にCYP3Aによって代謝される。また、乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質である。本剤はCYP2B6に対して誘導作用を示す。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強い又は中程度のCYP3A阻害剤:イトラコナゾール、ベラパミル、ボリコナゾール、エリスロマイシン等[16.7.1、16.7.10参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強い又は中程度のCYP3A誘導剤:フェニトイン、リファンピシン、カルバマゼピン等[16.7.11参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が減少する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| BCRP、OATP1B1及びOATP1B3の基質となる薬剤:ロスバスタチン、ピタバスタチン、レテルモビル等[16.7.3参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤のBCRP、OATP1B1及びOATP1B3阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 生ワクチン及び弱毒性生ワクチン | 本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。接種が必要な場合は本剤投与開始の少なくとも6週間前までに接種することが望ましい。本剤による治療中の場合、最終投与から1週間以降にワクチンを投与することが望ましい。接種した生ワクチンの原病に基づく症状が発現した場合には適切な処置を行うこと。 | ワクチン接種に対する応答が不明であり、生ワクチンによる二次感染が否定できない。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 好中球減少症
発熱性好中球減少症、好中球減少症(いずれも頻度不明)、好中球数減少(6.5%)等があらわれることがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 5%以上 | 1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 感染症 | 上気道感染 | ||
| 血液 | 貧血 | ||
| 免疫系 | 過敏症 | ||
| 代謝及び栄養障害 | 高血糖 | ||
| 神経系 | 頭痛、味覚障害 | ||
| 心臓障害 | 動悸 | ||
| 胃腸障害 | 十二指腸潰瘍、小腸炎、胃炎、腹痛、アフタ性潰瘍、口腔内潰瘍形成、口内炎、下痢、悪心、嘔吐 | ||
| 皮膚 | 脱毛症 | そう痒症 | |
| 筋骨格系 | 関節痛 | ||
| 一般・全身障害 | 疲労 | ||
| 臨床検査 | 体重増加 | 白血球数減少、リンパ球数減少、血中免疫グロブリンG減少、AST増加、ALT増加、リパーゼ増加、尿中アルブミン/クレアチニン比増加、尿中蛋白/クレアチニン比増加 |
ジョエンジャ錠10mg
ジョエンジャ錠30mg
ジョエンジャ錠70mg
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